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歴史コラム

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歴史に関する考え、史実に対する見解など
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#幕末

戦いに敗れて散った男たちの辞世の句を集めてみた

歴史関係の書物によく現れる、敗軍の将が死に際に詠む「辞世の句」。 戦いの場に出て敗れ、「…

幕末「強運」を演出した人物⑤中浜万次郎

中浜(ジョン)万次郎 絶望の遭難劇から奇跡の救出。異国で文明教育を受け功臣へと飛翔する …

幕末「強運」を演出した人物④田中光顕

田中光顕 降りかかる火の粉をことごとくかわす神がかりの強運 人の寿命はやはり「天」が決め…

幕末「強運」を演出した人物③井上聞多

井上聞多(馨) 刺客に襲われ瀕死の重傷を負うも愛人の手鏡と母の一念に救われる 薩摩ととも…

幕末「強運」を演出した人物②斎藤一

斎藤一 鍛え抜かれた剣術と忠義の魂が死神を遠ざけた 剣術の猛者が集う新選組は、幕末の渦中…

幕末「強運」を演出した人物①大沢逸平

大沢逸平池田屋事変に遭遇するも釜に身を隠して死地を脱す 大沢逸平(後の和田義亮)は、大和…

「先見の明」があるリーダーは孤独になりやすい

国のかじ取りを任せられるリーダーや、改革を目指す組織の指導者には、時代の先を見抜く鋭い見識と洞察力が求められる。難しいことに、先見の明があるかどうかは後世になってみないとわからない。これまでの常識を否定する判断や行動は、時に猛烈な批判の対象となる。それでも臆せず変革へ立ち向かう信念と勇気こそが、新しい時代の扉をこじ開ける原動力となる。 幕末、倒幕か佐幕か揺れる土佐藩に、武市半平太という憂国の士がいた。薩摩や長州の志士らと交わる中で早くに時勢を見抜いた彼は、弱体化した幕府を打