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#58お酒について

 2012年頃、初めて東京ドームにおけるヤクルト観戦に行った時、いつもの神宮球場外野自由席(当時)のヤクルトビジター立ち見エリア(今は無いように思う)の気分で到着しますとファンの濃さの違いにえらく驚いた。

 選手の応援歌が刺繍されたユニフォームを着用したお姉様は応援団が奏でるトランペットに合わせて沖縄のカチャーシーの様に両手を上げ、一人踊っている。

 Tシャツに(読売〇〇)と暴言を書いた男性がビジター席を私設衛兵のごとく巡回し、巨人ファンがビジターエリア内に侵入しないか、オレンジ色のなんらかの服飾製品を身に付けている人がいないか、鋭い目を光らせ警戒している。

 現、内野守備走塁コーチの森岡良介選手が打席に立つと、目の前の女子2名が応援歌に合わせて、ウインク(昭和末期のアイドル)のようにオリジナルと思われる振り付けで森岡選手を模したぬいぐるみを駆使して踊り、周囲のヤクルトファンはその二人を眼中に捉えず、絶叫に近い声で応援歌を歌っていた。

 違う、いつものファンと違う。濃厚、濃密、高抽出、生純粋、スワローズ至上主義、一神教、ぼけぼけしていてたらあの私兵おじさんに目を付けられてしまう、とアタクシも半分しか歌えていない応援歌を歌い、ビール飲み、デーゲームの巨人戦、ファンの熱量とは裏腹に、いつも通り負けた。

 令和3年2021年11月27日東京ヤクルトスワローズ、セ、パ、両リーグの頂点おめでとう!ファンの皆さんおめでとうございます!!

アタクシが目撃した東京ドームのヤクルトファンの皆さん、今頃ウオトカヤクルト割りのグラスを持って各祝勝会場の床で横に倒れて朝までヒクヒクしているでしょう。来年もがんばろー!!

以上。

 


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