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武道から学ぶ現代社会を生き抜く術

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武道の有段者(合気道弍段)である筆者が稽古や過去の達人の書物を通じて学んだ教訓をまとめています。
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2024年4月の記事一覧

合気道マニアック本解説『武道』著:植芝盛平【植芝守高名義】

合気道マニアック本解説『武道』著:植芝盛平【植芝守高名義】

合気道の古い本というのは内容がわからないものが多い。

『武道』なんかもその類で、そのせいかコピー本が2万円で売られてたり、某フリマアプリではさらにそれをコピーしたやつが2000円くらいで売られていたりする。

本物であればコレクター的な価値は確かにあるけだろうけれど、内容そのものについては出して1000円くらいかなと思う。

というわけで、どういう本なのか解説してみる。

武道の概要と入手方法『

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中世ヨーロッパの武術

中世ヨーロッパの武術

私は合気道を長らく嗜んでいるが、最近以下の本に出会った。中世ヨーロッパの武術書を絵と共に現代語訳している良書である。

雑感であるが、以下のような気づきがあった。
①中世ヨーロッパの武術は、現代まで継承されているものではない。戦争が続く地域かつ兵器技術の変化が激しく、武術として洗練されずまた文化として残っていかなかった

②ただ、レイピアや徒手格闘はフェンシング、レスリングとしてスポーツになってい

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