YAPC::Kyoto 2023に参加しました
こんにちは。SHOWROOM事業本部開発部テクノロジーソリューショングループの中村です。最近はgeoguessrよくやってます。
今回YAPC::Kyoto 2023に参加しましたので興味深かった発表などを紹介したいと思います。
売上と開発環境を同時に改善するために既存のPerl Web アプリケーションをどのようにリプレイスするか
SHOWROOMではPerlをGoでリプレイスしていく方針を決定しましたが、Diverseさんでは新しいPerlで古いPerlを置き換えていくリプレイスを行なっているとのことです。
置かれている環境の違いも大きくありますが、その決断に至った考え方の違いも興味深かったです。
日常業務のカイゼンで図る開発チームへの貢献
SHOWROOMも似たような日常業務の辛みを抱えている部分があり、これまでもカイゼンを行なってきましたが参考にして今後もカイゼンを進めていこうと思いました。
あとkolukuさんの独特な語り口が個人的にツボでした。
入門障害対応
障害対応は特定のできるエンジニアがやってしまうことが多く他のメンバーの障害対応力が育たないという課題は多くの会社が抱えていると思いますが、開発環境等で過去の障害を再現し障害対応訓練をするというのは興味深く参考にしたいと思いました。
公開収録ランチセッション
HelpfeelさんのPodcast「今出川FM」の公開収録ランチセッションで、今話題沸騰のChatGPTなどに関する熱いお話でした。
正直にいうと弁当目当てで参加したのですが(笑)、食事するのを忘れるほど楽しいお話でした。
あれこれ感想を書きたいところですが、収録されたpodcastの配信がまだのようなのでそれは控えておきます。
ソフトウェアエンジニアリングサバイバルガイド: 廃墟を直す、廃墟を出る、廃墟を壊す、あるいは廃墟に暮らす、廃墟に死す
私的ベスト発表はこれでした。
一部SHOWROOMのサーバーアプリケーションが持っている課題と重なる部分があり、他社も似たような問題意識で似たようなことを考えているのだなというのが第一の感想でしたが、それを綺麗に言語化してまとめ上げているのが素晴らしいと思います。
クロージングキーノート
はてなの大西さんの半生について自虐混じりながらとても面白くためになる感動した話でした。(大西さん本人もブログに書かれていましたがスライドに無い内容が面白かったので興味ある方は後ほど公開されるアーカイブ動画をみた方が良いと思います。)
35歳定年説がまことしやかに言われる中35歳でLT初登壇から現在の立ち位置になったという話を聞き、いつの間にか32歳になってしまった自分が勇気づけられたり、
変われたきっかけが優秀なエンジニアの退職だったという話には自分も似たような経験をしたことがあったので共感したりしました。
感想
私のYAPCへの参加は前回のYAPC::Japan::Online 2022が初めてで、オフライン開催への参加は今回が初めてでした。
Perlに関連する興味深い発表が多数あっただけでなく、Perlと全く関連しない発表やエンジニアのキャリアの話やエモい話まで多岐にわたっていてとても面白かったです。
またPerlコミュニティの暖かさをオフライン開催で更に感じました。
SHOWROOMは長期的にはPerlのコードをなくしていく方針にはなっていますが、Perlを使ってない会社もスポンサーになったり発表したりしている懐が深い場なので、今後のYAPCもぜひ参加、できれば次回は何か発表できたらいいなと思っております。
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