アリョーシャ【詩】

われらに大義あり
同胞の苦境を救い
解放せんがため
われらは銃を手に取り進軍するのだ

嘘ばっかり

大義も何も
なぜ自分がここにいるのか
それすら分からないままに
銃を撃て戦車を駆れと命じられ
その挙げ句
罪のない死体の山を積み上げ
やがて自身もその一部と化した君

なんと哀れ

君の親玉は
君たちを人だなどと
これっぽっちも思っちゃいなかったよ
すべては自身の保身のために
嬉々として並べた手駒に過ぎないのだから
どんなに偉そうに御託を並べたところで
いくら神妙そうな顔をしたところで
世界中みんな知ってることだよ

可哀想に

知らないでいたのは
当の
銃を持たされ戦わされ
やがて屍に成り果てた
君たちだけだ

何故自分が死ななきゃならなかったのか
そこに大義はあったのかなかったのか
よく知る間もなく死んだあの若い兵士に
Владимир Владимирович Путин
あの世に行った時には
せめて説明してやれよ
それがお前の責務だろう

そうでなきゃあまりに可哀想すぎる

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