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『佐世保公演を終えて』

佐世保が好きだ
人も場所もそして食べ物も何もかも
滞在中に周辺の物件まで調べていた

今回、ご来場いただいた方々は合わせて800名程で、
最後のカーテンコールでは予想以上の人数を目の前にして、
鳥肌が止まらなかった、紛うことなき最高の舞台


今回は再演ということで、
前回の公演を佐世保仕様にした作品
そして自分にとってはチャレンジの多い作品
稽古ではたくさんの時間をもらい、
たくさんのアドバイスをもらった


帰宅すると謎の言葉をひたすら近隣に配慮しながら叫んだ
主に、「とある両生類の卵の名前」と「とある貝の名前」である
能力が足りないことはいつも分かっている
それでも向き合ってくれる人たちがいて、
助けてくれる人たちがいる
そして当日観にきてくれる人たちがいる
自分の無力さに打ちひしがれる時間なんてなかった

今回の稽古も同じだった
前回公演から別の舞台に立ったり、
レッスンを受けたりしてきたが、
何も変わっていないんじゃないかと、
センスのせいにして心の中で何度も逃げそうになった

それでも向き合ってくれる人たちがいる
変わっていないと思うことで向き合うことから逃げようとした自分
自分の小さなプライドを守ろうとしていた

守らなくていい
やってきたことを信じて、
とにかく目の前の1つ1つの壁と向き合うこと
それが何よりも大事であることを改めて学んだ
やってきたことは何かしら自分の中で生きている



2019年1月に初めての舞台に立ち、
今回の佐世保公演で11個目の舞台となった
本番前は相変わらず緊張でガチガチになっている
いつか余裕を持って舞台に立てる日が来るのだろうか

次、舞台に立つときまでには更にパワーアップしたいと思う
教えてもらったことを糧にして成長していく


舞台に足を運んでくれる人たちがいる
役者をやりたいからというだけではきっとエゴでしかない
勝手にやってくれとなってしまうだろう

世の中に対して価値を届けること
届けることができなければ生きていけない、シンプルな話

自分ができることであれば角度を変えてもいい
世の中に貢献していくこと、価値を届けること、
そのためには人としても日々成長していかなくてはならない
共演した方々ともまた舞台に立ちたい
そのために自分のやるべきことは何なのか
やることは山積みである

舞台に足を運んでくれる人たちも、
きっと何かしらを抱えている
その人たちの心に少しでも何か届けられるような人間でありたい
その手段の1つが自分にとって役者なのである

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