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フォトエッセイ「願いを込めて」

始めて文字を書いてお金を頂いたのは、当時14歳の当時大好きで、読んでいた雑誌コバルトの詩の投稿欄でした。

この時に投稿した詩は自らを時の流れに例えて自問自答しながら流されても流されても前進する姿が私の今、という視点で書かれていて選評の先生から14歳の健やかさを褒めてあげたいと書かれていました。

不思議な話なのですが、この原稿を(当時はまだポストに)投函するときの道で何ら変わらぬ近所の300メートルにも満たない距離で原稿が入った封筒を頭にあて念じる様に頭にキョンシーがお札を頭に貼られるような恰好で歩いた記憶が未だにあるのです。それは、ただ入選したい、というものではなく純粋にだれかに自分の心の中にあるメッセージ伝えたい!だから封をした原稿用紙に託したからそんな奇妙な行動に出たのだと思います。

当時の金額で詩の投稿欄で中学生にしては大金の5000円から税金をひかれた金額を頂いた記憶はありますが、そのお金の使い道…まったく記憶にございません。

それから時は流れて28歳の私、まだ怒涛の(?)体調不良で治療に専念する前に読者の広場に送った文章がカメラに興味を持ちだした頃に日本カメラという雑誌に掲載されてこれまた税金ひかれた金額を頂いて、こちらは今でも家にある国語辞典を購入した記憶があります。

念ずれば通ず、という言葉があり最近は家族の理解もあり写真に邁進出来る様になりました。だから、だからもっと、チャレンジもしたいし、作品を違う角度から酷評だってされてみたい。



昨日、珍しく家族みんなでカメラを持って、掛川付近へ、へプチ撮影会。3時半過ぎの陽の加減と最近父から譲り受けた新たなレンズでようやく絞り優先モードの理屈が理解したようなだけどまだ撮らされている感覚です。この数式が解けたような感覚がたまらなく好き。


願いを込めシャッターを切る、なんてまだまだ先のことかもしれません。
切っても、切っても上手くいかないことだらけ。でも、間違いや評価されないことばかりです。そんな中でも「頑張れやー」と言ってくださる人の存在が本当に嬉しいし有難い。

昨日の笑顔も、今日の浜松市のように少しお天気で崩れ去ってしまうかも!。私のちょっとした悔しさも今日なにか心を込めて行動を起こすそのようにできれば、雨の日でも、少し前向きにいきれるかもしれないですね。

シャッターを押す、人差し指に願いを込められることができるなら、なんと素晴らしいことでしょう!でもまだまだその域には到達していないので今はひっそりとシャッターチャンスが来るように願う雨の朝です。

なんてキザなこと書いて後でこっ恥ずかしくなりそうですが、素直な気持ちを大切にしたいです。

寒さがまだまだ続きますが皆様風邪にはお気をつけくださいね(^^)


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