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バイアスとは何か?具体例を交えて紹介します!

こんにちは!
ブロガーのShowです。

今回は「バイアス」について紹介させていただきます。

仕事やビジネス、またはプライベートなどで「バイアス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

言葉は聞いたことがあるけど、実際に意味はわからない・・・という方は多いと思います。

今回はバイアスとは何か?
バイアスにはどのような種類があるのか?
様々な具体例を交えてバイアスについて紹介したいと思います。


バイアスとは?

まず始めに、バイアスの意味についてです。
バイアスを辞書で調べると以下のように記載されています。

1. 織物布目に対して斜めであること。また、それに沿って裁った布地。バイヤス。「生地を—に使う」
2. 「バイアステープ」の略。
3. 真空管トランジスター適切作動させるため、その端子間に加える直流電圧。バイヤス。
4. ㋐社会調査で、回答に偏りを生じさせる要因となるもの。質問文の用語質問態度などについていう。㋑先入観。偏見

goo辞書

バイアスには様々な意味がありますが、仕事やビジネスでよく使用される意味は4番の「先入観」「偏見」です。

人は先入観や偏見を多く持つ生き物です。 自分の思い込みや周囲の環境、他人からの影響、これまでの経験などをもとに、ものごとを歪んだ形で認識してしまう傾向があります

具体的な例として、血液型占いがあります。
あなたは血液型で人の性格を決めつけていませんか?

「A型は真面目」「B型は大雑把」・・・。どこにそのような根拠があるのでしょうか?

「周りの人がみんなそう言っているから。」「そう言われればそうだな。」「血液型だけでなく、あの人は〇〇件出身だからこんな人だ。」

これらは全て偏見でありバイアスにかかっていると言えます。
したがって、人は先入観や偏見を多く持つ生き物なのです。

バイアスにかかってしまうと様々なメリット・デメリットがあります。まずはどのようなバイアスがあるか具体的に紹介していきます。

バイアスの具体例

バイアスの具体例を3つ紹介します。

正常性バイアス

様々な場面において、自分は大丈夫と思い込んでしまうことはないでしょうか?

例えば、地震が起きても周りの人は逃げないから自分も大丈夫だろう。みんながそうしているから自分もそうしていれば大丈夫。このような心の働きを「正常性バイアス」といいます。

正常性バイアスが強すぎると、命に関わるような誤った判断をしてしまう可能性があります。常に「本当に大丈夫なの?」と疑うことが大切です。

バンドワゴン効果

あなたは大行列のお店を見てどう思うでしょうか?

「行列ができているのであれば、絶対にこの店は美味しい。」「みんなが並んでいるから並ぼう。」こう思ったことはありませんか?

みんなが選ぶものは他のものと比べてより魅力的に見えます。この効果を「バンドワゴン効果」と言います。

しかし、実際にあなたに合うかはわかりません。他人の評価に影響されず、自分なりの判断をできるようになることがベストです。

確証バイアス

人は自分の都合のいい情報だけを集めて、自分を不利にしたり、否定する悪い情報からは目を背けてしまう傾向にあります。これを「確証バイアス」と言います。

例えば、医療関係の具体例を挙げると、抗がん剤を用いた治療において、副作用が生じる場合、患者は医師の診断よりも、自身が調べて得た情報を信じようとします。

医療における確証バイアスについては、研究に基づいた情報の取得がより一層求められます。

本来は都合の悪い情報を早めに知っておくことで、より良い対策を立てることができるもの。しかし、都合の良い情報だけを集めがちです。まずは自分の思っていることを疑ってみることが重要です。

バイアスのメリット 〜マーケティングにはバイアスを上手く活用せよ〜

上記、3つのバイアスについて記載しましたが、バイアスを上手く使えば自分のモノやサービスを売ること、ビジネスのマーケティング等に役に立ちます。

その一例について紹介させていただきます。

アンカリング効果

お店で「〇〇円引き!」「〇〇%OFF」という商品を見たことがありますか?

ヒトは最初に示された値段や条件を基準として行動する傾向にあります。つまり、割引はヒトにとっては魅力的で、その場で買う必要がなかったものを買ってしまうことがあります。これを「アンカリング効果」と言います。

自分が売る側になったとき、この効果を利用すれば、商品の売上アップに繋げることができるかもしれません。

フレーミング効果

「タウリン2000mg配合」。このような表記を見たことがありませんか?

「2000mgも入っていたらめちゃくちゃ効きそう!」と思い購入した方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも、実際配合されているのは「2g」。「2000」という大きな数字を見れば、沢山入っていると思ってしまいますよね。同じ内容でも表現を変えることで印象が変わってしまう効果を「フレーミング効果」と言います。

お客様に対してこの効果を使うことで購買意欲を大きくさせる効果があります。

まとめ

今回はバイアスについて具体例を交えて説明しました。上記以外にもバイアスは沢山存在します。バイアスにかかっていないか、まず自分自身を疑うこと。そして、バイアスを使うことで、人の行動を変えることも可能です。是非、バイアスを意識して行動してみてください!

また、バイアスについてもっと知りたい方は以下の本がオススメです。こどもから読める、簡単な書籍ですが、バイアスについてざっと知れる良書であり、非常に参考になります。是非読んでみてください。

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