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特待生入学した僕が大学を辞めてスタートアップ役員になった理由。

■プロフィール 香川侑也
2018年 中央大学法学部に特待生入学。
2019年9月-2020年9月 株式会社Donutsにて1年間インサイドセールス・マーケの長期インターン。
2020年7月- COOとして登記前の株式会社showcaseにジョイン。同時期に中央大学法学部を中退。

ー 大学に行く意味はあった


はじめまして!株式会社showcase COOの香川と申します。
大学入学から高卒COOになるまでを振り返っていきます。まずは大学について。

ちなみに、僕はポジショントークがあまり好きではないので、「大学は無駄だ」とか「大企業よりスタートアップの方が成長できる」とか言うつもりは全くありません。

昔から勉強が好きではなくて、高校生の時は勉強より課外活動をずっとしていました。高校生と国会議員の方が集まる討論会に参加してみたり、学生団体を作ってみたり、大学生に混ざってインターンをしてみたり・・・かなり自由な高校生活でした(笑)

そんな僕にも小学生の時からうっすらと抱いていた「弁護士になりたい」という夢がありまして、中央大学法学部に入学しました。多くの弁護士を輩出している研究室にも合格することができ、いわゆる法曹へのレールに乗った(と思っていた)のです。

ところが、勉強が好きでない僕にとって、授業と研究室での勉強による、起きて勉強して寝るという生活は、いくら弁護士になるためとはいえ苦痛でした。さらに、弁護士の方からお話を伺う機会が何度かあったのですが、ドラマを見て抱いていた弁護士像と実際の職務内容が大きく異なり、熱が完全に冷めてしまいました。

研究室には行かなくなり、課外活動をしようと思いました。高校生の頃から成長していないですね(笑)
そこでインターンに行くようになり、出会ったのがDonutsです。

ところで、トピックの「大学に行く意味はあった」について触れておくと、大学の位置付けは人それぞれだと思います。資格取得の要件/資格試験受験の要件に、指定の大学卒/院卒という点があれば、そのために行く人もいるでしょうし、興味がある分野があって学びたくて行く人もいるでしょう。また就職したい企業があって、学歴のために行っているという方も多いのではないでしょうか。

そういった方々にとって、大学はもちろん意味があります。では、目的がない、または僕のように元々の目的が在学中に消滅した場合、大学に行く意味はあるでしょうか。

僕はあると思っています。

大学は今後の人生の方向性を考えたり、やりたいことを見つけたりできる場所です。その中で出会いがあったり、様々な会社やインターンの情報を得ることができたりもします。逆に明確な目標があって、そこに向かうルート上に大学がない場合こそ、大学に行く必要がないと考えています。

僕の場合、Donutsと出会ったきっかけは大学の友人との会話でした。そこで働いているうちに、弊社代表の二村との出会いがあり、明確な目標ができ、その目標へのルートに大学がなかったため、退学を選んだというわけです。大学に行っていなければDonutsとも二村ともおそらく出会っていないでしょう。間違いなく転機になったと感じています。


ー インターンは誰にでもオススメできるものではない


さて、そんなこんなでDonutsに長期インターン生として入りました。今でこそインターン生が沢山いる会社になりましたが、僕が入った当時は(かなり過去にいた人を除いて)たしか5人目くらいでした。

退社したときには、そのときにいたインターン生の中で最古参になってしまっていたこともあり、TwitterのDM等でDonutsのインターンは良いですか?といった質問を受けることが多かったのですが、これに関してはどんなインターンであっても完全に人次第だと思っています。人次第の”人”というのは、二つの意味があります。

まずは、インターンをしたい本人。例えば「社員の方に一つ一つ丁寧に教えてもらい社会経験にしたい」と思っている人と「教わるより、自分で考えて成長する機会にしたい」と思っている人では、合っているインターン先、メンターが全く違います。

次に担当のメンター。上述の本人の場合と同じで、メンターの中にも「丁寧に仕事を教えたい」と思っている人と「教えるのは最小限にする」と思っている人がいます。これは会社の方針の場合もあれば、メンター個人の考えに委ねられている場合もあります。

本人と担当のメンターで意思が合致しているとき、それは良いインターンだと思っています。

個人の話で言えば、僕は「一から十まで教えられるのではなく、考えて仕事をして成長する機会にしたい。社員より成果を出したい」と思っていて、メンターを担当してくださったKさんも「仕事を全て教えるのではなく自分で考えて成長して欲しい」と思ってくださっていたので、素晴らしいインターン経験ができました。なので、僕にとってはKさんがメンターをしてくださったDonutsは最高の学び場でした。ですが、万人にオススメできるかと言えば、そんなことはないです。

さらに言えば、長期インターン自体も万人にはオススメできません。長期インターンに行けば、成長できると思っている人、就活が有利になると思っている人、決してそんなことはありません。成長するという目標はサークルでもバイトでも長期インターンでも達成できます。どのように成長したいのか目標をできるだけクリアに持って、行動できるかが重要です。

振り返りというより、自分の学びになってしまいましたが・・・


ー showcaseってこんな会社


長期インターンで学びながら仕事について考えていた時に出会ったのが、弊社代表の二村です。二村と話して最初に思ったことは、熱がある人だなと。

僕の場合は心を込めてプレゼンしていても淡々と話しているように聞こえることもあるくらい論理的だと言われます。熱を人に伝えることが上手い人を尊敬していて、参考にしています。だから、二村と話した時に、直感的にこの人と一緒に会社を創りたいと思いました。そして大学を辞めることを決めました。スタートアップにいるなら、大学に行く時間はもったいないし卒業することに魅力を感じなかったからです。ジョイン後、1ヶ月ほど二村の家で一緒に住んで仕事をして、今もずっと一緒に仕事をしています。

僕らは現時点で何かに特化した人の集団ではないです。学びながら走っています。一人で複数の職種の仕事を学びながらこなしていっています。1ヶ月前にはできなかったことで、今できるようになっていることは結構多いです。ビジネスサイドが二村と僕の二人なので、どちらかがやらないと進まないのです。そういう危機感のようなものが、成長スピードを高めているのではないかと思っています。

いわゆるスタートアップで働いていると、やはりスピード感はありますし、コミットすれば成長できる環境だと思います。ただ、もちろんいいことばかりではなくて、ある程度のリスクはあります。もしかしたら数ヶ月後には会社が潰れているかもしれないというリスクは、大企業では感じることはないのではないでしょうか。特にフルコミットしている場合、会社が潰れたら無職だとか考え始めると、リスクが大きいように感じるでしょう。僕個人としては、大学を中退してジョインしましたが、正直リスクと思っていません。というよりも、一緒に仕事したい人とやりたいことをできているので、そんなちっぽけなリスクなんて気にしててもしょうがないと思っています。僕にとってはそれが代表の二村でありshowcaseなのです。


ということで、あまり綺麗にはまとまっていない気がしますが、今回はこれで終わります。興味持ってくださった方、是非TwitterのDMまでお願いします(笑)ご覧いただきありがとうございました!

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