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シリーズC 11.6億円調達 Nintendo Switch™から新規発売のメタバースゲームを開発するゲーム制作スタートアップとは!? ジンが記す週刊SmartPitch [メタバース業界] 2023/11/17

執筆者紹介🖌

執筆者は2023年3月末にSmartPitch運営のインターンとして参加した通称ジン。SmartPitchの認知度拡大と最適化に奮闘する中で、資金調達やM&A、業務提携情報が一括でまとめられたメディアの有用性に注目して週刊SmartPitch発行を決意した。
日頃は新しいもの・ことに常にふれながら、個人の裁量が大きなこの職場で、第3者かつ学生独自の視点を活かしつつ、様々なことを実行に移しPDCAを回し続けることを心掛けている。


今週のPick Upニュース
11/14、「バーチャル埼玉」という埼玉の魅力を再発見するバーチャル空間がネット空間にオープンした。「バーチャル秋葉原」と並び、新たな形で都市の魅力を世界中に知らせ再発見させる動きが広がっている。


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メタバースゲーム制作会社のMyDearest、シリーズCで約11.6億円の資金調達を実施

オリジナルIPのVRゲームを中心に開発するMyDearest株式会社は、グローバル市場での更なる競争力向上、パブリッシング事業の拡大、既存IPのメディアミックス活用などを目的として、シリーズCラウンドにおいて、SBIインベストメント株式会社をリードインベスターとして、株式会社DG Daiwa Ventures、NetEase Games、株式会社ウイング・キャピタル・パートナーズ、株式会社オー・エル・エム・ベンチャーズ、株式会社サムライインキュベート、株式会社電通グループ、三菱UFJキャピタル株式会社の計8社を引受先とする第三者割当増資により、総額約11.6億円の資金調達を実施した。今回の資金調達により当社の累計調達金額は約25億円となる。

MyDearestは「人生を変えるような物語体験をつくり、届ける」をミッションとしてオリジナルIPのVRゲームを中心に開発・パブリッシングを行うエンターテインメントスタートアップ
。これまで『東京クロノス』『ALTDEUS: Beyond Chronos』『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』などを発売し、Quest Storeでのユーザー評価世界一を獲得するほか、国内外で数々のゲームアワードを受賞。今月22日には『DYSCHRONIA: Chronos Alternate -Definitive Edition』がNintendo Switch™で発売予定で、さらには先月クローズドαテストを実施したVR専用の3vs3対戦アクション『Brazen Blaze』も来年2月のβテストに向けて開発中だ。


JP UNIVERSEグループ、シリーズAで総額約16億円を資金調達

JP UNIVERSE株式会社は、2023年9月末をもってJP UNIVERSEグループのシリーズAで総額約16億円の資金調達を実施した。本ラウンドでは、TOPPANデジタル株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、みずほイノベーション・フロンティア株式会社等を引受先とした第三者割当増資等を実施。

弊社グループは、『ファイナルファンタジーXV』のディレクターを務めた田畑端氏が立ち上げたメタバーススタジオ。今後は本調達資金を用いて、ゲーミフィケーション(やるべきことを遊びに変えてユーザーに行動変容を促す手法)プラットフォーム「PWKユニバース」、ゲームコマース(ユーザーのゲーム体験を損なわずにビジネスを融合させたシステム)プラットフォーム「リュウグウコク®」及び、現実空間と仮想空間を繋ぐIDウォレット「MULTI MAGIC PASSPORT®」の開発を進め、現実以上に有意義な仮想世界の実現を目指し成長していくと語る。
今後は、提携各社の協力のもと、「PWKユニバース」と「リュウグウコク®」の2つのプラットフォームを、アジア地域全体の産業基盤とするべく事業を推進していく見込み。


Activ8、KDDI Open Innovation Fund 3号から資金調達を実施

バーチャルIPのプロデュース・バーチャルコンテンツ制作事業を展開するActiv8株式会社は、「KDDI Open Innovation Fund 3号」ら資金調達を完了した。今後、KDDI株式会社と、メタバースエンターテインメント事業の共同推進を展開していく。

Activ8は、「生きる世界の選択肢を増やす」をミッションに掲げ、メタバース×エンターテインメント領域で世界中を魅了する会社を目指している。こうした想いのもと、2023年3月にActiv8とKDDIはメタバース時代に最適なコンテンツの開発とグローバル展開を目指し、戦略的提携を開始した。
上記提携における具体的な取り組みとして、KDDIが提供するメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」内の「αU metaverse」内で開催されたアバターによるバーチャルライブ「balallel-meta-Party」が開催され、Activ8はその中で演出と制作を担当した。

上記をはじめとする両社の連携の中で、お互いの持つ強み・アセットをより密に共有して活かすことが、今後メタバースエンターテインメント事業を加速させ、最終的にお客さまにより良い体験を提供することに繋がるという考えのもと今回の提携に至る。

今後は、クラウドレンダリングで高品質な360度自由視点の音楽ライブを楽しめる「αU live」上にコンテンツを共創することで、キャラクターやIPの持つ魅力を最大化し、ファンの皆様によりご満足いただけるようなエンターテインメント体験の提供を見込む。


Super Massive Global、プレシリーズAラウンドで約7.5億円の資金調達を実施

Super Massive Global株式会社は、個人投資家などからのプレシリーズAラウンドで総額7.5億円を調達し、新サービス『MASSIVE WORLD』の開発とマーケティング活動を加速する。

このサービスは、位置情報、推し活、そしてWeb3技術が融合した新世代の無料スマートフォンゲーム
。共通の趣味を持つユーザーが集まるコミュニティ単位で、陣取りバトルを行ったり、各種交流を楽しんだりすることが可能だ。位置情報連動型のゲームに決済機能がつくという構想であり、単なるゲームで終わらない新時代のプラットフォームになることが期待されている。

ユーザーは日常生活の中で移動することによってポイントを蓄積し、そのポイントを用いてリアルな土地に連動したバーチャルを占拠する。占拠した土地や、コミュニティ内での貢献はトークンとして還元され、ゲーム内のさまざまな活動や、将来的には実店舗での支払いにも使えるようになる予定。

スマートシティ構想が各都市で立ち上がる一方、生活者にとって本質的な価値創出がなかなか生み出されづらい状況を課題と捉えるこの会社。人々の移動と購買行動を掛け合わせた巨大データはGoogleですら獲得できていない領域であり、都心/地方・国内/国外を問わず最適なライフスタイルを提供するプラットフォームを目指す。『MASSIVE WORLD』はゲームを越えた体験を提供し、ユーザーがリアルとバーチャルの境界を超えて新たな価値を創出する舞台を提供していく。


バルテス・ホールディングス、株式会社オッドナンバーと資本業務提携

ソフトウェアのテスト・品質向上トータルサポート企業のバルテス・ホールディングス株式会社と、主にメタバースに特化したコンテンツ事業を展開する株式会社オッドナンバーは資本業務提携を締結した。

バルテス・ホールディングスは『品質向上のプラットフォーマー』としてソフトウェアテストサービス事業、Web/モバイルアプリ開発サービス事業、オフショアサービス事業を展開
し、日本のソフトウェア品質の向上と品質ビジネス業界の成熟を目指してサービスの拡充に努める会社。特にグループ内のWeb/モバイルアプリ開発サービス事業における中核会社である、バルテス・モバイルテクノロジー株式会社においては、近年メタバース領域における新規技術開発を推し進めている。

オッドナンバー社は、主にメタバース領域におけるオリジナルIP・コンテンツの開発を行い、目覚ましい成長を続けている企業。同社は現在展開している新規スマートフォンアプリ「Link!Like!ラブライブ!」を筆頭に、メディアやコンテンツの形式にとらわれず、ネットサービス、ゲーム、アニメ、音楽、漫画、ライブ、舞台などを自由に行き来するクリエイティブなサービスを展開することを強みとする。
両社は資本関係を強化し、バルテス社の展開するメタバース領域サービスの共同開発を行うことで、双方のメタバース領域における知見・技術力の向上と業容の拡大に努め、相互の企業価値向上をはかる。


ミリ単位で計測可能な3Dスキャン「Scanat」のnat株式会社、総額約1.2億円の資金調達

世界初ミリ単位で計測可能な3Dスキャンアプリ「Scanat」を運営するnat株式会社は、既存株主に加え、新たにGlobal Brain株式会社が運営する日揮ホールディングス株式会社および日揮株式会社のCVC「JGC MIRAI Innovation Fund」、株式会社CoLife、株式会社フルタイムシステム、株式会社FLAG-41および個人投資家等を引受先とする総額約1.2億円の第三者割当増資を実施した。今回の資金調達によって、累計導入社数300社を超えるScanatの販売体制とプロダクトの強化を行うとともに、株主各社とのプロジェクトを積極的に取り組んでいく。
今回の資金調達では、既存株主に加え、株式会社CoLife、Global Brain株式会社が運営する日揮ホールディングス株式会社および日揮株式会社のCVC「JGC MIRAI Innovation Fund」、株式会社フルタイムシステム、株式会社FLAG-41および個人投資家等を引受先とする総額約1.2億円の第三者割当増資を行った。今回の資金調達により、累計導入社数300社を超えるScanatの販売とプロダクトの強化はもちろん、各社とのプロジェクトを進めていく体制強化を図る。

現実空間を高精度に記録することは住宅リフォームのみならず、土木やインフラ、不動産などさまざまな業界で必要とされている。経験がある複数のスタッフが現場に出向き、全ての箇所をメジャーなどで1箇所ずつ計測し紙に記録することや、数十枚の写真を撮るといった属人的な記録手法が、測り忘れや撮り忘れを引き起こし、現場に何度も足を運ぶといった付加価値のない作業が生まれる。また、社内や社外のコミュニケーションにおいても各担当者がFAX、電話、紙、写真など伝統的なツールを用いているが、三次元の空間を齟齬なく各所に伝えることは難しく、顕在化された課題となっている。

「Scanat」は、iPhone ProやiPad Proに搭載されたLiDARセンサーを活用し、空間記録業務の効率化や業務の標準化、人手不足の解消に大きな効果があることが証明されている。「Scanat」を活用することにより、今までの空間記録に伴う作業を一人で完結できるのみならず、若手の採用やSDGsの達成などの経営目標にも貢献することが可能だ。


Auto VRとさくらインターネットが、自動車販売支援「AutoVR」の刷新に向け業務提携契約

自動車販売向けのセールスサポートVRソリューションを開発するAuto VR株式会社とクラウドコンピューティングサービスを提供するさくらインターネット株式会社は、VR等のデジタル技術を活用した自動車販売業務支援ツール「AutoVR」の刷新にあたり、開発および販売に関する協力を目的として、2023年10月23日に業務提携契約を締結した。

本業務提携によって、さくらインターネットは、Auto VRが開発する自動車販売業務支援ツール「AutoVR」のGPUリソース供給や開発および販売活動の支援を行う。Auto VR社は「AutoVR」のサービス企画、設計、販売を主として行う。これにより、VRの3D空間や自動車の描画における処理負荷の軽減と、クラウド環境の活用によるシステムの使用場所を選ばないVR体験を提供する。両社の提携により、今後もVRや3D技術を活用した自動車販売業界の課題解決やビジネスの加速、さらにはこれまでにない自動車購入体験の実現を目指していく。

「AutoVR」は、最先端のVR技術を活用し、顧客がVR空間上で自動車の内装・外装、ボディーカラー、オプションの装着イメージ等を目の前に実車があるかのように体験することができるソリューション。「AutoVR」を活用することで、展示イベントやポップアップストアなどで、展示車には実装されていない車両を確認、検討することができる。また、ディーラーにおいては、車両展示に係る賃料や陸送等に係るコストを抑えることができる。
(Auto VRはJapan Mobility Showにも出展していた)


フォートナイトゲームメーカーNEIGHBORがシードラウンドで約2.3億円の資金調達を実施

Fortnite特化のメタバースゲームメーカーである株式会社NEIGHBORは、シードラウンドにおいて、新規投資家を引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行により2.3億円の資金調達を実施した。
NEIGHBORは、Fortniteに特化したメタバースゲームメーカー。Fortniteはメタバース&ゲーム投稿プラットフォームとして進化し、世界中でコンテンツ制作が加熱している。NEIGHBORは2023年6月にオリジナルキャラクター「ロケットニンジャ」シリーズをリリースし、累計300万人のプレイ回数を突破した。

今回の調達資金は、コンテンツ開発、マーケティング、人材採用に投資し、事業拡大を加速する。

NEIGHBOR創業時から目標としている独自IP制作において、オリジナルキャラクター「ロケットニンジャ」がプレイ回数累計300万回という結果を出すことができた現在、フォートナイトというプラットフォームの盛り上がりに便乗しながら、日本独自の感性を武器に世界にコンテンツを届けることの可能性を感じている。しかしながら世界を相手にするために人材は日本人だけでなく開発やマーケティングもグローバルチームは必須。資金調達の資金を元に、文化の根底は日本にありつつダイバーシティーなチームを作ることで世界と戦っていく。日本がゲーム大国であり続けるために邁進するとCEOは述べた。


ストーリープロトタイピングカンパニー「深化」がシードラウンドで1.9億円の資金調達

この度、株式会社深化は、株式会社サードウェーブ及び個人投資家らにより、シードラウンドにおいて総額1.9億円の資金調達を完了。

「深化(FUKAIKA)」は、多様な才能を持つメンバー達で構成され、オリジナルIP開発、DAO、NFT、デジタルフィギュア、メタバース、バーチャルライブ、MR体験、独自エコシステムなど様々な「研究開発性の高い新規事業」の社会実装に向けて、「物語」を基盤とすることで個々のR&Dを一つの大きな現象へと紡いでいく、Web3型スタートアップ

我々「深化」が研究開発を進める分散型技術と「KAMITSUBAKI STUDIO」で培ってきた音楽、映像、ライブなど、様々な掛け算により「物語」を深化させ仮想都市「神椿市」の世界観を拡張していく共同プロジェクト「KAMITSUBAKI VERSE PROJECT」を発足させた。これを皮切りに2023年3月、「KAMITSUBAKI STUDIO」が開発するオリジナルIPプロジェクト「神椿市建設中。」に登場する神椿市の住民としてのアイデンティティを示すジェネレーティブNFTアート「KAMITSUBAKI Resident Genesis」を4,000個限定で販売し、完売。同NFTホルダー向けのゲームサービス展開やライブ映像の視聴権付与等を通してコミュニティ活動をしてきた。直近では、メタバース開発の一環として、アーティストのバーチャルライブの可能性を拡張する「SINKA LIVE SERIES」を考案し、連続性のあるバーチャルライブを神椿市で開催。また世界初の取り組みとして同バーチャルライブの映像を8,293個のNFTとしてリリースするなど、連続性のある物語とアーティストのパフォーマンスが融合した独自の世界観によるライブ表現の確立、ならびに多方面に展開できる技術的開発を日々推進している。

深化の次なるフェーズとして「神椿市」の世界観構築と拡張、及びメタバース開発や新規IP、プロダクト開発等に注力し、「KAMITSUBAKI Resident Genesis」保有者をはじめとする、ファンの皆様との共創型コミュニティを強化していき、また、Web3型エコシステムの実現に向け、プロダクト基盤強化に必要な人材の採用にも投資していく予定だ。


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