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「推しごと」と承認欲求との関係

こんにちは。
個人勢Vtuberの猫吹ねこぶきケムリさん推しの翔和(旧名:昭和)シュウです。

前回の記事[Vtuberの皆さんを応援します!]の記事の途中、このようなことを書きました。

この記事を書いていて改めて気付いたんですが、今やっているファンアートや切り抜き動画の作成って、週末の時間に、アイデアを考えながら、猫吹ケムリさんに紹介していただけたり ケムリさんや他のファンの方にいいねをしていただけることをモチベーションに活動していて…ちょうど昔のホームページをやっていた時と重なることが多いんですね。

後で見直して、違和感を覚えました。
と言うのも、さらにその前の記事[推しは推せるときに推せ、そうあくまで推せるときに。]で、私が猫吹ケムリさんへの推しごとをする理由として以下のように書いています。

素敵な配信で楽しませてくれることへの感謝を示したい、そしてこんな素晴らしい猫吹ケムリさんをぜひもっと皆さんに知ってもらいたい

何か、この2つの文章、うまく噛み合いません。
後者は「感謝と 皆さんに知ってもらいたい」というカッコいいことを言っているのですが、前者は 言わば「推しごとのモチベーションは 承認欲求が満たされること」ということです。

感謝と皆さんに知ってもらいたいという理由に全く嘘はないということは胸を張って言えるのですが、一方で承認欲求があることもまた事実のようです。

少しこの事象を自分でも整理したいと思ったので、自分の理解のためにもこの記事を書いてみようと思いました。

ちなみに、結論から述べると、少なくとも私の場合は「推しごとは承認欲求からは切り離せない」ということのようです。

(1) 「推す」手段

よくVtuberを推す方が仰っている 推しを推す手段として、以下のものが挙げられると思います。
[1] 過去配信のアーカイブの視聴 ★
[2] チャンネル登録 ★
[3] ライブ配信のリアタイでの視聴 ★
[4] ライブ配信でのコメントでの参加 ☆☆
[5] ライブ配信でのスパチャ ☆☆☆
[6] アーカイブ動画へのコメント ☆
[7] メンバー登録 ★
[8] ツイッターのコメントに対するいいね、RT ★
[9] ツイッターのコメントに対するリプ ☆
[10] ファンボックスなどの登録 ☆
[11] 配信者の欲しいものリストにあるもののプレゼント ☆☆
[12] ファンアート(FA)・切り抜き動画の作成 〈?〉
[13] Twitter、noteなどでの布教 〈?〉

★を付けたものは、ほぼ視聴者から配信者への一方通行の活動で、ということはほぼ純粋に「素敵な配信で楽しませてくれることへの感謝」と考えられるものかと思います。
チャンネル登録やメンバー登録は、その1回は配信者の方からお礼を言われることがあると思うので、そのお礼を楽しみに登録される場合もあるでしょうが、基本的には視聴者からの配信者に対する感謝・評価の現れになると思います。

☆を付けたものは、視聴者からの働きかけに配信者が反応できる活動なので、結果として一定程度は配信者からの反応を期待している活動で、星の数が多くなるほどその度合いが高くなるものかと思います(その度合いは、対象となる配信者の視聴者数などによっても意味が変わるでしょうが)。

ただ、これらはいずれもシステムに則った健全な「推しごと」の一環だと思っています。
※「推しごと」とは別の軸で、「推しに自分を認知してもらいたい」という目的でこれらをされることもあるでしょう。その場合であっても、適切な範囲であれば健全な行動の一環だと思います。まぁ世の中、適切な範囲を超えてしまう人というのが どこの世界にもいるから問題なのですが…。

スパチャのことをよく思わない論評も時折目にしますが、個人的には自分の可能な範囲で投げて、公序良俗に反しないコメントである限りは、配信の盛り上がりにも繋がりますし特に問題ないと思っています。(ただ、システム上Youtube側の取り分が多いことは問題な気はしますが…。)

というわけで、今日の主題は 〈?〉の印を付けた[12][13]になります。

(2) FA、切り抜き、布教活動は承認欲求と繋がってしまう?

前回までの記事に書いたように、これらは私が猫吹ケムリさんを推す中で行っている活動です。金銭的な余裕がない分、こちらの行動に重きを置いているということになるわけですが…。

FA、切り抜きについては、多くのVtuberさんが専用のハッシュタグを設定されているかと思います。これらを支援物資として使おうと思えば拾い上げる必要がありますから当然ですね。
そしてTwitterやnoteなどでの布教に関しても、投稿や記事の中でVtuberさんの名前は入っているでしょうから、投稿者が意図していたにせよ いなかったにせよ、いずれVtuberさんがされるエゴサでかかってくるでしょう。

※ちなみに、私が猫吹ケムリさんの魅力紹介記事を投稿した際は、猫吹ケムリさんを知ってわずか3か月の新参者が、あまりご本人の知らないところでもし事実からかけ離れた内容を記載していてもよろしくないとの思いから、意図的にエゴサ用ハッシュタグを付けてツイートしました。(ただ、この思いがあったとしても、傍目からはただの承認欲求でエゴサ用ハッシュタグを入れたとも見えるでしょうし、そう思われても仕方ないとは思います、そこに反論するつもりはありません。)

で、これらのFA、切り抜き、布教投稿を Vtuberさんがハッシュタグやエゴサで見つけてくださったら、その投稿にいいねやRTをされることになるでしょう。(中には嬉しいという思いを心の中に留められるVtuberさんもおられるかもしれませんが。)
そして VtuberさんによってRTされた場合は、そのVtuberさんのファンの方にも目に触れることになるので、他のファンの方の琴線に触れればさらにいいねやRTがされることになります。

そして、Vtuberさんの中には 配信中にFAや切り抜きを紹介していただける方もいらっしゃいます(以前の記事にもあるように、猫吹ケムリさんも雑談配信でFA、切り抜きを紹介してくださるVtuberさんです)。

こうなると、Vtuberさんや他のファンの方からの承認欲求から完全に切り離してこれらの行動を行うことは難しくなるのではないかと思います。(少なくとも私は難しいです。)
最初は純粋に「応援したい」と思って始めた活動が、いつの間にか「このFA・切り抜きでVtuberさんにどうコメントしてもらえるだろうか」ということを考えるようになってきてしまった気がします。
それはそれで、気に入ってもらえる作品を作ろうと思う気持ちが作品のレベルを上げるモチベーションにも繋がるので一概に悪いことではないとは思いますが、「応援したい」という純粋な気持ちからは少しずつ外れてしまっているのかも?というジレンマを持つに至った次第です。

私の場合、FAがドット絵のような かなりニッチな手法なので、他のFAと比較していいねが多いだの少ないだのを気にすることはありませんし、ニッチであるが故、配信で紹介いただけるときに配信者さん(猫吹ケムリさん)を困らせずに済むように、いくつかコメントしやすいネタを組み込むようにする(ケムリさんのシンボルナンバーや、パパ・ママのドット絵も組み込む、など)という面で、この承認欲求はうまく働いている面もあるのですが、本来の応援とは何だろう?という気持ちが少なからず出てきて、応援って難しいなぁ、と感じましたね。

ただ、推しごとに承認欲求が絡んだとしても、反応がなかったからと言ってそれで落ち込むことはありませんし、反応を強要するつもりもありません。反応してもらえる時のことを想定して、という考え方で推しごとしています。そこは、あくまで「応援」という気持ちが残っているんだと自分でも認識しているつもりです。

(3) 結論

少なくとも私の場合は、「推しごとは承認欲求からは切り離せない」ということが分かりました。
でも承認欲求があったとしてもそれを強要するつもりはないですし、承認欲求をうまく利用して 作品のレベルアップ、配信者の方が拾いやすくする仕込みをする、という良い面もある、ということで着地したいと思います。

もちろん、中には全く承認欲求なしに、純粋に応援の気持ちで推しごとをされている方もいらっしゃるかと思います。上記の事実が分かったので、そういった方は大変尊敬します。これからもぜひ頑張って 推しごとをされてください。


今回はここまでです。
読んでいただき、ありがとうございました。


【緊急追記】
この記事を公開しようとした直前に私にとってビッグニュースが飛び込んできまして、推しの猫吹ケムリさんが2/26のキズナアイさんのラストライブのバックに出演されることになったとのことです。
推しがレジェンドのキズナアイさんと共演されるなんて、推し始めて3か月の新参者が言うには恐れ多いですが感慨深いですし、推すことの嬉しさをさっそく実感させてもらえるニュースでした。

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