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NISA邪魔

全粒粉パンマンの株253

noteさぼっていたら、株の成績が目立って落ちた。noteと株。このふたつには何か密接な関係があるかもしれない。もちろん私の心の中の話である。
noteを書き始めた1年半前の新鮮な気持ちを思い出して、できるだけ毎日書くことにする。

noteはさぼったが、株をさぼっていたわけではない。仕事の合間に、いや、仕事そっちのけで相場の動きをチェックしている毎日なのであるが、どうやら、私は間違ったトレードをしていたらしい。

4月、そして5月に運用総資産2300万円を超えた。しかし利確のタイミングを逃したようだ。7月19日時点で2033万円。12%近い下落である。

先週のトランプ氏銃撃事件で世界が大きく揺れて、高値警戒感があったテック株を中心に売られているというのが現状であるが、私個人の、共和党にも民主党にも迷惑をかけないように慎ましく構成されたポートフォリオまでなぜか崩れて、先週はずっと下がり続け、金曜日は45万円のマイナス。おそらく月曜日も盛大に下げるだろう。

中でも虎の子、3498霞ヶ関Cを売れなかったことが痛い。売れなかったのではなくて、売らなかったのであるが。

3498 一目均衡表

現在13370円の株価は、3月末以降、17000円台で売れるチャンスが結構あったことがわかる。

それが6月半ばに雲を割ってしまった。本来なら、ここで処分するのがセオリーである。それは判っていたんだよ。しかし、それでも持ち続けてしまった。何株って? 400株。しかも、15000円で200株買い増ししてしまった。

というのも、第3四半期の決算に自信があったからだ。そうして、結果は予想通りの超絶決算。翌日はストップ高。翌々日のザラ場で17000円台を一瞬回復。

しかし株価はその後下がり続ける。そうしてトランプ銃撃、市場は混乱、という具合に、現在、私の思惑とは大きく異なる景色が広がっている。

せめて、二日早く売ればよかった。なぜ二日も様子見してしまったのか。そもそも、雲を割った15000円で売るべきだったのになぜ決算またぎという危ない橋を渡ってしまったのか。もし決算前に売っていたら、ストップ高をつけた当日は落ち込んだかもしれないが、結果として、チャート分析の正しさが証明されるわけで、大いに自信をつけたに違いない。

売らなかった理由は、決算またぎの他にもある。

NISA口座だったからだ。それも旧NISAなのだ。

税金を払うのがもったいない、という理由である。

そもそもNISAは、税金を免除する代わりに長期で投資してくださいね、という制度である。長期で積み立てるなどして老後の資金を作ってくださいね、という貯蓄から投資へのシフトを促す制度であって、であれば、3498のようなボラの激しい銘柄を買ってはいけない。もしNISAで買ってしまったら、10年先の5万円を見据えてホールドすべきなのだ。それが正しいNISA民の姿なのだ。

しかし私の夢はもっと大きい。1年で2倍にしたい。

1年で2倍にするには、特定の銘柄に集中的に注ぎこむ必要がある。そうして常にチャートを追いかけ、まめに利確しなければならない。それが出来ない理由がまさに、NISA口座だから、なんだな。

税金を払うのが惜しい。NISA口座の銘柄で、結果的に利確のタイミングを逃してしまった人は多いのではないか。

そもそも新NISAで翌年復活という制度に代わったのは、「売らない」を前提にした投資なんてありえないからだろう。しかしそれでも復活は翌年である。無条件に1年間置いとけと言われても、我々アクティブな投資家には難しい。

というわけで

NISA卒業します。

やめるわけではないよ。NISA口座といえども、売るべき時には売る。特定口座でも買うべき時には買う。そういう意味。

税金は払うのがもったいないから、NISAでしか取引しない、というのでは資産は増えないだろう。

そうなのだ、私が目指すべきは高所得者ではなく、高額納税者なのだ。

2024年7月19日(金)
運用総資産 20,339,992円
現金比率  12.77%
昨年末対比 146.24%