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理由は4つ ①売るのが早かった ②売るのが遅かった ③買うのが早かった ④買うのが遅かった

全粒粉パンマンの株255

上昇局面での利確は別である。下がり始めたとき、あるいは、膠着状態から抜け出せず、どうしようかと悩んだ末に手放したあと、往々にして上がることが多いのは何故か。

①の場合。株価が天井をつけて含み益を得て、その後下がり始め、あれが天井だったのか、と慌てて処分したら翌日から上がり始めた。一時的な調整だったわけだ。

②の場合。同じく天井をつけ含み益を得て、下がり始めても業績への期待で持ち続け、長い下降線を一緒に降りてきて、もうあかん、握力の限界や、と手放したら翌日から上がり始めた。そりゃいつか上がるだろ、というタイミングになるまで我慢してしまった、というわけ。

③の場合。そもそも良い銘柄なのだ。ところがボックス圏をうろうろしてばかりで、本来の実力を見せてくれない。しびれを切らして手放したとたん、上がり始めた。つまり買うのが早すぎたのである。

④の場合。旬を過ぎた銘柄だったのだ。下落率は買い値から10%を超えて、損切を決意。しかし少しでも高く売りたいから、下降トレンドの中でも一時的な小幅のバウンスを捉えようとする。だから売ったあと上がるのも確率的に不思議ではない。

以上が「売ったら上がる理由」である。そのうち、個人投資家として許されるトレードは①と③だろう。こんなトレードを繰り返しながら強い銘柄に資金を寄せていくのが普通だと思う。

②は、非常にしばしばやってしまう。会社の業績を信じて、実際に含み益も得て、思い入れが強い銘柄だと、チャートや需給よりファンダを信じて持ち続けてしまう。それなら腹を据えて長期保有を決めたらいいのに、含み益が減ると焦って売ってしまう。しかし本来良い銘柄だから下げたら戻す力は十分あるのだ。

④は良くないトレードの代表例。出血が止まらなくて、落ちていくナイフを掴んだことに気づいたにもかかわらず、少しでも高く売ろうとして粘ってしまう。よって、損害を広げ、他の銘柄で稼げたかもしれない機会を逸失してしまったのだ。

というわけで、先週、大半の株を処分して資産の99%を現金に換えた。総資産2000万円弱である。しかし、5月に2300万円を超えていたのだ。すべてを利確するのは難しいだろうけれど、あと200万は残せたはずだ。

そうして本日の日銀会合の結果を受けて、私が売った株は底を打ったようだ。銀行株は金利上昇を好感して、不動産株はあく抜けして。

②の典型的な失敗例である。

慌てて売った銘柄を買い戻しつつある私です。

総資産

2024年7月29日(月)
運用総資産 19,699,356円
現金比率  98.83%
昨年末対比 141.64%

2024年7月31日(水)
運用総資産 19,738,256円
現金比率  92.66%
昨年末対比 141.92%