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トレードにおける油断の構造
「あ!油断した!ここは利確しておけばよかった!」
「あ!逆指値の設定忘れてた!」
「あ!つい、エントリーしちゃった!」
「あ!上がると思いこんじゃった、、」
「あ!!〇〇を✖✖してしまった!」
皆さん、こういう経験ありませんか?
私も、めっちゃあります。そしてものすごく後悔します。。
ああ、あそこで利確しておけば、××円儲かったのに、、、
ああ、SLきちんとかけておけば、、
ああ、チャートをきちんと見ておけば、、、
ここに共通するのは「油断」です。
それで対策を一般的にどうするかというと
「油断」しないようにする
「油断」を無くす
ですよね?
「油断」を無くす方法は皆さんそれぞれ。ある方は「油断」しないように注意する(これ一番ダメなやつw)。ある方はトレードノートを付けて「油断」しやすいポイント意識できるようにすることで「油断」を無くす。
それで、「油断」しないようになります??
「油断」による取引のミスって減りましたか?
そもそも「油断」してしまうメカニズムを理解しないまま、それってできますか?
なぜ、人は「油断」をするのか。
それ理解したいって思いませんか?
私は理解したいと凄く思いました。
そこで、学生時代に心理学を学び、今、某スマートニュース会社で採用担当をしている元同僚と油断についてかなり深く議論しました。
そこで導き出された結論は、、、
「油断」とは不安と緊張の反作用である。
という結論でした。
そもそも、トレードを行うということは、それなりに不安や緊張と言ったストレスをトレーダーに与えると思います。
完ぺきなエントリーポイントだと思っていてもひょっとしたら、大きく逆に行ってしまうかもしれない。
逆に行けば、大きく損をしてしまうかもしれない。
常勝トレーダーさんでないなら、こういう不安との戦いはありますよね?
脳はストレスに晒されると、それが適度なストレスであれば、覚醒度、集中力、注意力、処理速度などを高め、刺激に対する反応を良くします。
ただ、ストレスが非常に強い場合、または長期間続いた場合は、適応できなくなり、脳の働きが低下したりすることがあります。
例えば、車の運転であれば、2時間も運転を続けているとカーナビから「そろそろ少し休みましょう」というようなアナウンスが出ると思いますが、これも運転というストレスがかかる状態がずっと続くことに対して、警戒するようアナウンスをしているわけですが、トレードの場合、機械やあなた以外の誰かが「そろそろ休憩しましょう」なんて言ってくれないですよね?
そうなると、ひょっとしたら損をしてしまうかもしれないというストレスを受け続けた脳は、自己防衛のため、無意識下で、敢えて注意力を落とし、外部や内部の刺激や感覚をシャットダウンしているのではないか?
ストレスに対してバランスを取るために無意識に脳の機能をシャットダウンする行為=「油断」
なのではないかと結論付けました。
逆に常勝トレーダーさんは、最適なエントリーポイントを知り、もし損切になってしまったとしても、それも計画内であり、損に対するストレスが少なく、常にフラットな感情をキープし、ストレスを少ない状態にしているからこそ、脳の無意識下で発生する「油断」という状態になることなく、常に良い状態をキープし続けるからこそ、トレードが安定し、ひいては損益も安定しているのではないかと思います。
それでは、まだ勝率が安定していないトレーダーさんが「常勝トレーダー」さんのようになるにはどうすれば良いのでしょうか?
それは
自分にとって過大な「ストレス」が、最終的に「油断」という形で自分に戻ってくることを理解し、「ストレス」を適度にコントロールする。
結局は「適度に休む」
ことこそが、逆に常勝トレーダーへの道なのではないかと思います。
相場は「買う・売る・休む」という言葉に表されるように「休む」ことが、推奨されています。
皆さまも、時間のある限りずっとトレードをし続けるというのではなく、良いトレードを続けたいのであれば、是非意識して「休んで」みては、いかがでしょうか?
以上となります。
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