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② 負け続ける仕組み

初心者の頃には勝てていたのに、勉強を始めると、途端に負け始めて、全然勝てる兆しが見えない。

そういう方は意外と多いようだし、ほんの少し前の私もそうでした。

何をやっても勝てない。

他方、ツイッターで見るあの人は勝っている。

私は、Noteを買っても、有料のサロンやメルマガなどに入っても、全然勝てない。

ここだ!上がるぞ!ロングだと思えば天井で下がるぞショートと思えば大底で。

少し利が乗ればすぐに決済しちゃって利を伸ばせないし、ロスカットが大事だからとロスカットすれば、破綻はないから大丈夫と誰か書いているけどもロスカットの連続で資金はどんどん無くなり、最後は一か八かでエントリーして、退場。

これが私でした。

そこからどうやって脱出したのか。

何を考え、どう対応したのか。それについて書きたいと思います。

まず負ける、資金を減らす、退場する、その大きな要因は何でしょうか。

私は3つの要因があると思います。

①戦略や戦術といったものが全くできていないパターン
 これは、これまで書いてきたように、マーケットの分析が足りない、手法
 が良くない、練習が足りない検証が足りない、資金配分ができていないと
 いうことが原因。

②ついついポジポジしてしまうパターン
 戦略、戦術はしっかり確立できているのに、なんとなくエントリーしてし
 まう、なんとなくトレードをしてしまうこと
 (これについてはポジポジ病のページで書きたいと思います。)

③心理的な要因が大きいパターン。
 (もう損をしたくない、安全に行きたいと思うエントリーを続けてしまう
  過去の大負けなどから、気が付かないうちに心が折れてしまっている状
  態のこと。スランプやイップス)

ここでは③のなぜ安全にエントリーをしてるはずなのに損を繰り返していくというところを書いてみたいと思います。

あなたは、陽線が出たところで飛び乗りロング、陰線が出たところでショートしてませんか?

あなたは、ひとつ前の足の形を見ずに、今、動いている時間足の状況からエントリーしてませんか?

今、まさに上がっているから、これはまだまだ上がると思って成り行きで上を買ってませんか?そんなエントリーしてませんか?

そこから少しでも逆行して「なんでこんなところでエントリーしてしまったんだろう。」と何も考えずにすぐに損切りしてませんか?

これは過去、大きく負けた事がある人共通の行動だそうです。

それもそのはず大きく負ける前まではあなたは慎重かつ大胆にエントリーをしていたのに、その後大きく負けてしまうことであなたの心はとてもとても傷ついているからです。

大きく傷ついてしまった心は無意識のうちにそれを避けようとします。それを避けようとするから安全なところで入りたい上がっているところで入りたい下がっているところで入りたい本当はそれが利益につながるかどうかは別として、とにかく安全にやりたい。

自分ではリスクを取ってやっているつもりでも実際には安全にエントリーをしようとしすぎて本来入るべきところで入れず入ってはいけないところが入ってしまうこれがあなたが負け続けている原因です。

本来、トレードでは、あなたの分析力とこれから起こるであろう動きを想像し、エントリーするという豊かな想像性が必要です。優秀なスポーツプレーヤーが、相手の動きを読んで、その弱点を突くようにです。
それなのに、「想像性」を発揮するべき脳の動きが、「また」損切するかもしれないという恐怖を感じるようになると、脳は危険回避を命令し、豊かな想像性というものは後回しにされてしまいます。

チャートをあとから見ると、いくつもの良いエントリーポイントを見つけることができるのは「恐怖」から解放されているからです。

それでは、この「恐怖」に対してどう対応すればよいのか?
スポーツ界のメンタルコーチは以下のように答えています。

ステップ1 紙とペンを用意する
ステップ2 タイミングが来た時に何を考えているかを書き出す
ステップ3 その答えを書いて自分の意味付けを確認
ステップ4 エントリーのネガティブなイメージをポジティブに変える
ステップ5 イメージを何度も何度も書き換える(※)

※損をしてしまう、ロスカットになる、退場するというネガティブイメージを利確するという良いイメージに変える。

脳は繰り返しイメージすることを現実と判断し、その現実を維持するようなパフォーマンスを出すようになる。

だからロスカットをしたり、失敗のイメージをしていると、ロスカットをする自分が現実なのだから、ロスカットして当たり前。損をして当たり前。退場して当たり前。というふうに脳は判断して、またロスカットをするような行動を自然と取るようになります。

そうすると、チャンスが来た時にミスを繰り返してしまう。

もしミスのせいでロスカットをした時には、今度はどうやって利確できるようになるだろうかということを考える。

利確を続けるイメージを脳に刷り込むことで、結果もついてくるようになる。

失敗についての反省は必要ではあるが、でも過去は変えられない。

できることは、マーケットに対して100%の状態で入ることができるかどうか?次のチャンスで利益を獲得できるかどうか?だけです。

結局脳に対して、良い意味づけをして出てくる反応を変える。
失敗を反省し、次に活かすそのこと自体は大事だけど、そうやっていると失敗ばかりに意識が行ってしまって、ネガティブは方向に行ってしまう。

私自身、〇〇万円を利確する!というイメージから、lotは小さくともpipsベースで大量に利確するということを繰り返しイメージすることで、上記のネガティブイメージを払しょくすることができました。

②のポジポジしちゃって、ポジション量が多すぎるやエントリーが早すぎるということについてはポジポジ病になってしまう理由という記事にて書きたいと思います。

以上



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