スクラップブックが蘇った話
私は文房具が好きである。
そして福袋を買うのも好きである。
結果、ある年の文具福袋の中にスクラップブックが入っていたことがある。
私はスクラップブックをすでに一冊所有しており、その更新は2009年あたりで止まっていて、未だに使いきれていない。
新しく入手したスクラップブックは新品のまま、棚の置物と化したのだった。
それから数年経過して、やっと役割を見つけた。
私は付箋を使って、あるアイディアをプレゼン用に纏めようと考えていた。
膨大な量の情報をどの順番でどう並べたらいいのか?
1枚の紙に書いていては、読めない文字が乱立して紙面が真っ黒になり、人の見せられる形にするまでに、どこまでも時間を食いそうだ。
付箋を使うことを思いついたのはよかった。
だが持っているノートに貼り付けていくのはスペースが小さく感じられる。
ノートには折り目もあるし、ノートを閉じた時に付箋の浮いてる部分同士が干渉しあって、剥がれたりもする。不便だ。
そうなるとコピー用紙でも使うことになるか……。
そこで、ふと見上げた先にあったのが、そのスクラップブックだった。
のりで写真や切り紙を貼ったり、シールやマステで飾りつけて使える、このツルツルした表面素材は、付箋と一緒に使うのに、まさにうってつけじゃないかと閃いた。偶然ではあるが、横長なのもWEBサイズに対応していて、ほどよい。
使ってみた。
スクラップブックと付箋でタスク管理が簡単になった
付箋で仕事の管理をしている人は多いだろう。
TO DOリストを作ったり、ちょっとしたことを書いてデスクに貼って置いて、他人と共有したり、できたら剥がして捨てたり。
十字を書いて管理するやり方もあるらしい。
例えば下図のようなものだ。
重要性の高く急ぎじゃない、左上の項目は、ゆっくり時間をかけてもいいが、後回しにはせず目標として据える。
急ぎではあるが、大事じゃない右下の項目は、できるだけ省けるように工夫すると良いらしい。ここに予定が入らないのが理想というわけだ。
面白い。
ビジネスマンには普通なのだろうか?
フレームワークとかで検索すると、テンプレートも色々と出てくるので活用してみると良いのではないか。
主婦業はタスク管理が命だったりするし、子育てはやらなきゃいけない突発的課題の連続なのだから、こういうものがないと家族の予定と自分の予定で、頭がパンクしてしまうだろう。
日々のタスク管理が可能になったのは、ただの副産物だが、このスクラップブック、かなり重宝しそうだ。
マステなども使って、私は他にこんな使い方も始めた。
実例披露
マステで紙の真ん中に線を引き、
上に報告、下に効果検証とした。
「報告」は未来の自分へ忘れてほしくないことのメモを貼っている。
今は使わないが、締め切り間際になって未来で使う予定の道具(あるいは資料)をどこに片付けたのか、書き置きしておく。
「あれどこに閉まったっけ?!」
などと、後々騒がなくて済む。
これから年末大掃除で物の移動も多いだろうから、注意しておきたい。
物を移動したら、忘れないうちにメモだ。
1日の終わりによく考えて整理しておくと良いだろう。
下の「効果的だったこと(効果検証)」は、報告に似ているが、未来の自分に残したいノウハウを貯金しておく。
何をしたら、どうなったのか、具体的な結果を残していく。
のちのち効果の無かったことなど、一つ一つ分析したり、他にやり方が無かったかなどを把握できるようになるだろう。
実例として掲載しておいてなんだが、なぜこの区切り方にしたのか、それで良かったのかなどは、また今後わかってくることだろうと思う。
とりあえず、使ってみたかったし、マステで区切ってみたかった。
それだけである。
今は思いつきを付箋に書いて、乱雑に貼ってみたりもしている。
どんな効果を生むことになるか、将来が楽しみだ。
それは「効果検証」の欄に添付しておくとしよう。
追記:タスクの1番上に健康を
記事を読み返して足りなかったところを追記する。
上記の十字フレームワークを作って、したいことを管理するのはオススメなのだが、もう一つ大切なことを忘れたくない。
それはタスクの1番上、欄外でもいいが、そこに健康という項目を忘れずに置いておくことだ。
健康なくしてタスクなし。
一生ものの体を“やること”でガタガタにしたんでは、生涯がつまらなくなる。
私達は「今ここ」にしか生きられない。
過去の栄光も、未来の素晴らしい体験も、今には関係がない。
そのために無茶をして、死ぬ間際まで苦しい時間を過ごしたら、それで満足いくものだろうか?
また、このフレームワークで「ゴミ」と指定されてしまう部分には、あなたなら何が入るだろうか?
遊び?
人付き合い?
お金や得にならないこと全て?
私は「1時間以上の曲作り」とか「2時間ゲーム」などを入れている。
楽しいからついつい長くなってしまうことを足りないぐらいで切り上げる。
その分、重要なところに気力を注ぐ。
ゴミを完全に無くしてしまうのは、またナンセンスである。
それがなければ、脳が生きられないし発想も枯渇してしまうからだ。
心技体。
これを揃えるための効率化であるし、
フレームワークであることをここに追記しておく。
結論「付箋揃えよう」
それではそろそろ締めの言葉に行きたいと思う。
冒頭でお伝えした通り、私は文房具が好きだ。
これから使い道もできたことだし、それを理由にして、いろんなタイプの付箋を買おう〜。だって楽しいし!
それでは引き続き、あなたの人生をお楽しみ下さい。
(了)
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