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出雲大社の写真集つくってみた

そう、旧暦10月の今、出雲以外は「神無月」。
出雲は「神在月」であり旧暦の10月10日(今年は11月22日:いい夫婦の日)の午後7時に神迎祭が稲佐の浜で執り行わる。翌日から7日間は神在祭となるようだ。
それらを示す案内板が第二の鳥居(勢溜の鳥居:せいだまりのとりい)に設置してある。

ちなみに全国から集まった神様は「神議り(かむはかり)」という会議にかけて色々なご縁(男女の縁、仕事の縁…)を決められるようですね。

しまね観光ナビより
勢溜の鳥居横の案内板

鳥居の話が出たので順に説明する。
まずは第一の鳥居(迦橋の大鳥居:うがばしのおおとりい)。長く工事中であったがようやく姿を現した。とにかく大きくて圧巻!目の前まで近づけるが残念ながらまだ鳥居をくぐることは出来ない。

迦橋の大鳥居

斜め横から。高さは23m、幅は14mだそう。
今の出雲大社のご本殿と同じくらい(約24m)。
鳥居の中央にある扁額(へんがく)の大きさは畳6畳分(3.6m×2.7m)。

迦橋の大鳥居②

神門通りの玄関口、宇迦橋から。
2023年11月7日現在、宇迦橋は老朽化のため掛け替え工事中。

迦橋の大鳥居③


迦橋の大鳥居④

大正4年(1915)に北九州市小倉の篤志家の小林徳一郎により大正天皇御即位の大典を記念して出雲大社に寄進された鉄筋コンクリート造だそう。

勢溜の大鳥居

第二の鳥居は一番有名な勢溜(せいだまり)の大鳥居
昔は木製だったそうですが、現在はコルテンという鋼鉄製です。
この鳥居の左側に稲佐の浜に続く道(神迎の道)があり、八百万の神様がお通りになると言われています。

稲佐の浜への案内
松の参道の鳥居

第三の鳥居は松の参道の鳥居
鉄製の鳥居で赤茶色です。この鳥居をくぐって真っすぐには進めない(皇族や勅使だけが通れる)ようになっているので我々は両側の舗装路を進みます。

銅の鳥居

第四の鳥居は銅の鳥居
長州藩の二代藩主毛利大江綱廣が寄進したもの

銅の鳥居②

拝殿直前の銅の鳥居の柱には興味深い記述が。
「素戔嗚尊者雲陽大社神也」と記されています。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が雲陽大社の神なり、です。雲陽大社は出雲大社を指すそうです。更には雲が月読尊、陽が天照大御神を意味するそうです!
詳しくは以下をご覧ください。

祓社(はらえのやしろ)

勢溜の大鳥居をくぐってすぐ坂道になります。
右手にあるのが祓社(はらえのやしろ)。出雲大社参拝前に寄るところです。ここにはお祓いの神様四柱(よつはしら)を祀っておられます。

瀬織津比咩神  せおりつひめのかみ
速開都比咩神  はやあきつひめのかみ
気吹戸主神  いぶきどぬしのかみ
速佐須良比咩神  はやさすらひめのかみ

ここで初めての「二礼四拍手」を行い、祓え給い(はらえたまえ)、清め給え(きよめたまえ)と口にしながらお参りし、最後に「一礼」をします。

拝殿

戦後最大の木造神社建築。
しめ縄が一般の神社とは左右逆らしいです。

八足門
八足門②

ここからご本殿を参拝します。当然何も見えません。
赤い丸は昔の柱があったことを示しています。

心御柱と500mLペットボトル

今のご本殿と約24m)。
その昔はなんと約96mもあったとのこと。その後、約48mに。これは48mの時のご本殿の中心を支えていた「心御柱(しんのみはしら)」。直径1.35mの杉を3本束ねて1本になっている。ペットボトルを置いてみたので大きさの比較をしてみてください。

後ろから見たご本殿
ご本殿。ご神座はこちら(西側)を向いている
素鵞社(そがのやしろ)
素鵞社(そがのやしろ)
素鵞社裏の八雲山

素鵞社の裏にはごつごつした岩があります。実はこれは御神体である八雲山。八雲山は立ち入り禁止なのですが、ここではその山肌に触ることができます。
少し濡れたような感じですが、水が滴っているわけではなさそうです。触った時のヒヤッとした感触、何かパワーを感じます。

素鵞社裏の八雲山②
素鵞社の砂

稲佐の浜で取ってきた砂をここに奉納し、代わりに







まだまだ増える予定!

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