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自分の居場所(復職のご挨拶に代えて)

今日は5か月のうつ病休職を終えて、復職第1日目でした。

復職後はじめて上司と約1時間半のZoom面談を終えて腹が決まりました。
結論、「今の会社には私の居場所はなかった。」です。
非常に残念ではありますが、そのような報告になります。
できれば私の上司にも読んでいただきたい。

一番近い上司にうつ病というものが理解されていないことがよく判りました。
開口一番の「お待ちしておりました。おかえりなさい」は、まるで長期海外旅行休暇から帰ってきた人間を迎える言葉でした。きれいな言葉でした。
社交辞令の挨拶が終わるや否や、あやうく休職前と同じボリュームの業務を今すぐやれ、と押し付けられるところでした。
早く現場に戻れ感がありありと判ると同時に、一気に動悸とめまいに襲われました。

察するに現場をやれる人間がいない、できる人間がいたとしても管理側に昇っていくのだと思います。第一線の兵隊不足ですね。
ここまで年齢を重ねて現場をやる人間は確かに見かけませんが、使い捨てする人もいないようです。
もうすでにここは私の居場所ではないようです。

会社には世話にはなっているが、それだけのことは既にやってきたという自負があります。

人事部門から聞いた復職プログラムは嘘だったのでしょうか。
そもそも人事部が示した2週間の時短勤務(7.5時間→6.0時間)も怪しいですね。
産業医はリハビリ期間はまずは1-2時間から、っておっしゃっていたし。

先週、面談くださった産業医の先生は私に寄り添い、言ってくれました。
「いろんな仕事を受けない」
「手持ち無沙汰程度に」
「くれぐれもピッチを上げないこと」
「頑張って治療を継続する」

5か月もの間、世の中も年も変わりました。
一番変わったのは私自身、自分の生き方、考え方が変わったのかもしれません。
変えてくれたのはTwitterで知り合った数々のフォローワーさんの皆さんでした。
元々はHSP (Highly Sensitive Person) 関連で繋がってくださった皆さんですが、いま私の中ではHSPについて議論する場ではなく、日々の仕事、恋愛、悩み、なんてことのない話ができる仲間だと勝手に思っています。

どこに住み、何をされているのかも知らない。ほとんどの方の顔も声も年齢も知らない。いついなくなるかもわからないとても脆い繋がりではありますが、そんな仲間とTwitterで繋がれる安心感。

今朝も業務開始前からツイート。
パソコンの起動トラブルはないか?接続のトラブルはないか?
9時始業だが、心配性の私は8時過ぎには会社貸与のノート型パソコンの電源を入れました。
お昼休みに中間報告をツイートとリプのお礼。
業務終了後にさらにツイート。皆さんがリプくださるのでそのお礼。
自分の気持ちを文章にして落ち着かせるためにツイートしつづけました。
その言葉一つ一つが胸に沁みます。
今、50過ぎのオヤジがパソコン(自宅用)の前で嗚咽しています。

まだ、うつ病治療中なので転職活動をうまくやる自信がないのですぐの退職はできません。
産業医に言われたように「頑張って治療を継続する」を忘れず、治療に専念します。
さよならは少し後にして、もう暫くは勤めます。
今は目の前の仕事をきちんとやります。

Twitterで繋がってくださったフォローワーさんに伝えたくて私からの挨拶とさせていただきます。
ここが自分の居場所です。
ありがとう。

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