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8.資格のためにがんばれない

ハローワークで相談したときの話。

前回は、
産業カウンセラーの資格を取ってはどうか、という話になり、
やる気満々で帰宅したのだったが、
実際に調べてみると、なんだかやりたくないと思った。

資格を取るための資金を得られる仕事がまずほしい。
資金を得られる仕事があれば、資格は取らなくてもいい。

そして、このようなカウンセリングの資格は、
実技試験(ロールプレイング)があることが嫌だなと思った。
頑張ればできるし、その時だけの我慢だけど、人前で何かすることをしたくない(つくづくHSP)。
さらに、産業カウンセラーとして働く自分が想像できないと思った。


前回と違う相談員で、そのような話はせず、まっさらスタート。
前職で接客をしたことがあるので、観光業界はどうかという話になった。
コロナが落ち着き、観光客も増える時期だしいいかもと思った。

「何か資格を取得するのは?」という話になった。
私は「資格ではないけど、TOEICとか良いですね」と言った。
観光案内なら、英語が使えるほうがいいだろうと思ったからだ。
今、ラジオ英会話を聞いていて、自分のレベルが数値でわかるといいなと思ったのもある。
「それなら、仕事をするうえで何点ぐらい必要になるか調べてみるのがいいですね」とアドバイスをもらった。

帰りに、書店でTOEICの参考書を探した。
同じような参考書が棚いっぱいにあって、どれを選んだらいいのか困った。
まず調べてから買おうと決めた。

TOEICを受けたことがないので、L&RとS&Wがあることも初めて知った。
受験会場を調べると、まあ遠い。
受験費用と交通費を稼がなきゃ…。
TOEIC受けたところで、直接就職に関係ないしなぁ~と思い始めた。

すぐに諦める癖がある、と思われるかもしれない。
やる気が足りない、と思われるかもしれない。
「本当にこれはやりたいこと?」と心が叫ぶ。

ふだんは、ラジオ英会話を聞き取り、ノートに書いて満足している。
これ以上勉強の時間を増やすと、負担になってしまうなあと感じた。


意気揚々と「TOEIC受けますわ!」って帰ったのに、
「やっぱりやる気ないんか、だから無職なんだよ!」と思われそうで嫌だな。

言い訳をたくさん考えた。
でも、自分の人生だから、無理してやらなくてもいいんだ。

お金を得られたら、いつかTOEIC受けに行くからね。
その頃にはもう少しスラスラと英語を理解できるようになっていたい。

就職のために、無理したくない。
がんばらずにできる仕事がいいな。

つづく


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