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いまや「核家族化」なんて言葉が死後になるほど、それが当たり前になった現代。家族がバラバラに食事をすることも当たり前になりました。「孤食」と言われたり「個食」と言われたりしますが、それも含めて、いま、7つの「こしょく」があると言われています。
ちなみに、9つという説もありますが、あとの2つはちょっと苦しい感じもするので、7つ説をとりたいと思います。

7つの「こしょく」とは…

① 孤食:家族が不在で、一人だけで食事をすること。
② 小食:1回の食事量が少なく、少量しか食べないこと。
③ 個食:家族一人ひとりが別々に違うものを食べること。
④ 子食:大人が不在で、子どもだけで食事をすること。
⑤ 粉食:粉を使う高カロリーの主食を好んで食べること(パン、パスタ、ピザなど、ですね)。
⑥ 固食:決まったものや好きなものしか食べないこと。
⑦ 濃食:加工食品や外食など、塩分・糖分過多なものを食べること。

ちなみに9つ説の場合は、「戸食」「虚食」が加わります。
「戸食」とは、外食ばかりの食事のこと。「戸外食」という意味あいですね。
「虚食」とは、朝、食欲がないこと、何も食べないこと、だそうです。「虚しい食」という意味あいでしょうか。

いずれにしても、日本の現代の「食」を語る言葉ではありますね。

「食」は、受け継がれる文化

見たことのない食材を食べるとき、そこに親がいれば、子は親の様子を観察しますね。子は親を見て、食べてもいいものなのかを判断してたりします。
親に好き嫌いがなく、何でも食べる家庭の子は、好き嫌いが少ないという調査結果がありますし、もちろん逆のパターンもあります。好き嫌いの少ない子に育ってほしければ、親も自分の食習慣を見直すとよいかもしれません。

「食」は、家庭の中で受け継がれる文化のひとつと言われます。もちろん例外もあるとは思いますが、幼児期の食習慣は、その後の人生に大きく影響する場合もあります。

いま、毎日・毎食、家族が揃って一緒にごはんを食べるという「昭和の食卓」は、なかなかあり得ない光景となりました。
もちろん「ひとりの食事」も、いまや当たり前のことになってます。そういうひとりで食べることを楽しむのも気楽でいいものです。
とはいえ、週に一度とか休日だけとか、たまには家族や誰かと食卓を囲む機会を持つのも決して悪くはありませんよね。

特にお子さん、とりわけ幼児期の場合は、食事の時の会話を通じて親が子の様子を知り、また子も親を観察することで、自然と食事の楽しさとかマナーなどを学んで、発育にもよい影響があると言われています。

豊かで楽しい食の経験。子どもはもちろん、大人にとってもいいものだと思いますね。

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