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好き嫌いをしないことで造像力は膨らむということを、ラノベしか読まない友達からラノベ書いてみればと言われたから「ぽく」書いてみて思った。

そもそもラノベを読んだことない僕はラノベとはどういうものなのかよく知らない。
ライトノベルっていうことはくらいはもちろん知っているし、昔はアニメをよく見ていたからラノベからアニメ化をした作品はたくさん知っている。
剣と魔法とか異世界、萌え、ちょっとエロくらいの知識?(もしかしたら先入観かも)はある。

でもそれを文章にするとどんな感じになってるのかって、例えば必殺技を出すときとか、『かぁぁめぇぇはぁぁぁめぇぇぇ波ぁぁーー‼︎‼︎』とかなのかなって。想像は膨らむ。

さてさて、今回こんな感じかなと思って笑いながら書いてみたけれど、思ったことが1つ、好き嫌いをしないことで想像力は膨らむということ。

どんな分野でも言えることだ。日本人の得意な「何か×何か」ハイブリッドな考えを持つには好き嫌いをしないで、そのモノの良いとこをを探すことにある。

常に組み合わせの上手いモノや人、職業に目を配ることで、新しい考え方や世界が見えてくる。

以前書いたnoteでハイブリッドな人間について書くと言って書いてないなと今ふと思ってます。(またいつか書こう)

さてさて(2回目)ここまで読んで下さってありがとうございます。
ここからは「ぽく」書いたラノベの冒頭を公開です。続きを書くかはわかりませんが、けっこう楽しかったです。

ちょいエロありなのでここからは読みたい方だけでお願いします

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**タイトルなし

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 はじめに断わっておく。
 
 僕はおっぱいが好きだ。柔らかなおっぱい、形の良いおっぱい、一日一度は声に出して叫びたい、おっぱいと——。なぜここまで世の男どもを虜にするおっぱいという存在があるのか? 僕は考えたことがある。そしてその答えはいとも簡単に導き出すことができた。それはこの世界が存在するように、この宇宙が存在するように、おっぱいという存在は森羅万象なのだ。そして唯一無二の存在、それがおっぱいである。
 
 しかしながら、今この状況を誰が予測したのだろうか? 昼休みの食堂、誰もが食欲を満たす為に集まったこの場所で——コロッケ定食に焼き肉定食、カレーライスに力うどん、そして僕の掌におっぱい……おっぱい……おっぱい。
 無論、故意ではない。これは事故である。だがしかし、掌におっぱいがあれば揉んでみたくなるのが男の性である。僕は無意識? いや本能に従い右手の指が自然と動く。
 ぷにぷに。
 ん? 嫌がってない?
 ぷにぷに。
 柔らかい。
 ぷにぷに。
 んごおおおおおおおおっ。
 そこで僕の意識は途絶えた。次に気が付いた時は保健室で見慣れない天井を見上げていた。鼻の穴にはねじ込まれた赤いティッシュがその衝撃の強さを物語っていた。
 
 噂は瞬く間に全校に広がっていた。生徒会長のおっぱいを触った不届き者だと。これは百パーセント女子からで、男どもからは賞賛の嵐だった。
 僕の通う高等科は中高一貫教育のごく平凡な学校で緯度三十三度二十六分十四点四四五秒、経度百三十一度二十一分八点二三八秒にある安心院(あじむ)学園高校だ。
 僕の双子の妹たちもこの学園の中等科に在籍して、この事故? いや事件現場の一部始終を目撃していたことを後になって知った。もちろんこの事件の一番の被害者は僕である。
 菜摘(なつみ)ちゃんは云った。
「やっるな兄ちゃん! さすが兄ちゃんだな、公衆の前で久々宮(くぐみや)先輩のおっぱいを揉むとは!」
 深雪(みゆき)ちゃんは云った。
「おにイーちゃんさイてー」
 これが二人の自慢の妹からのお言葉である。
 
 僕はこの学園で完全に女子から変態の烙印を押されることになった。卒業まで一年とはいえ、よりにもよって久々宮のおっぱいを触ったのは非常にまずかった。ことあるごとに『変態』『へんたい』『ヘンタイ』と罵られ僕はいつしか自分が本当に変態なのかもしれないと錯覚するようになったのだが、それは完全な錯覚でしかなかった。何故なら僕はド変態だからだ。それでもそんな僕に西海谷(さいかいや)だけは優しく接してくれた。クラスメイトではあるがそこまで親しいというほどではない、すれ違えば挨拶をするし、食堂で最後のたこ焼きパンを同時に掴めば、譲り合う、その程度の仲だ。だた僕らはあの事件後、直ぐに打ち解けることが出来た。何故なら西海谷も無類のおっぱい好きだからだ。
「か、上鶴くんは、ぜ、ぜんぜん、わ、悪くないんだよ。わ、悪いのは、お、おおおっぱいがそこにあったせいなんだから。か、上鶴くんは悪くない」
 西海谷はおっぱいの話しをする時に限ってどもる。どもりながらでも一時間でも二時間でもおっぱいの話しを色白の肌を真っ赤にしながら話す。彼女も何を隠そう? 隠そう? いや隠すことなんて何もない。西海谷は巨乳女子ちゃんだ。
「西海谷は自分のおっぱいには興味ないのか?」
「わ、私が興味があ、あるのはび、美少女のおっぱいだけで、わ、私なんか、そ、そんなび、美少女でもないし」
「そんなことないと思うぜ。牛乳瓶の底みたいな眼鏡取って、髪の毛を整えればお前は美人と思うよ」
「そ、そ、そ、そんなことない」
「いや僕の目は騙されない」
 僕は覗く、西海谷の魅惑の胸元を、校舎の屋上から小人になってあの隙間にバンジーできるのならば、僕は、僕は死んでもいい! しかしながら、現実的にそんのことは無理なわけで、僕は仕方なく目線を胸元にバンジーさせてるわけだ。
 どんとこい! おっぱい! いっつ、びゅーてぃふぉーだ。
「それで? なんで今日はこんな体育館なんて呼び出したんだ?」
「あっ、あのね。上鶴くんあれから久々宮さんと会ったりした?」
 もうどもっていない。普段の話し方に戻っていて、僕は少しだけがっかりした。西海谷のどもりは個人的には好きだからだ。
「久々宮? いや会ってないね」
 というよりは僕は久々宮と話しすらしたことがない。同じ学年で生徒会長という情報しか彼女のことは何一つ知らない。
「あのね、あれは事故だったかもしれないけど、やっぱり一度謝った方がいいと思うの」
「それを言う為に体育館で?」
「ううん、ちが——」
 僕は西海谷の言葉に重ねて言う。
「あの暴力女に謝ることなんて何もないよ。あれは事故だ。そして僕は被害者でもある。たこ焼きパンを買って振り向いたその場所に久々宮がいたんだ。零距離もいいところ、あんな近くじゃ、むしろ僕におっぱいを当てに来た様なもんだよ。あんな暴力女が生徒会長なんて聞いて飽きれるよ。ほんと暴力で解決しようと今時カルシウムが足りてないやつは直ぐに——
               「あっ……」
 西海谷の表情と言葉に一度僕は振り返った。
「……く……に……べ」
「く、久々宮!」
 綺麗に眉の上でそろえられた黒髪の下の瞳が今にも小動物を猟ろうとしている。もちろんそのターゲットは僕であるのはこの状況からみて間違いない。肩が小刻みに震え身体を少し丸めて、怒りの矛先を今、正にぶつけようとしているのは見るだけで感じ取れる。
「……くか……に……選べ」
「く、久々宮さ、さん? なにを——選べと言って……」
 僕は丁寧な言葉を使う。こんなことは最早無意味だとわかっていても本能的にだ。
「久々宮さん! 気を確かにしてくださいっ!」
 ナイス西海谷! 君の言葉なら聞いてくれるはず——? はず? はっ……ず?
「じ、地獄か……、地獄か! 地獄に行きたいか選べぇーーーーーーー!」 
 僕は思った。久々宮の言っている最初の地獄とorの地獄とは果たして違うところなのだろうか? 灼熱に極寒、針に熱湯? もしこの中で選択可能であるのなら、僕は迷うことなく熱湯を選ぶだろう。理由なんて単純なことだ。
「上鶴くん! とにかく、なんでもいいから謝るのよ! 久々宮さん正気を失ってるわ! とにかく謝るのよ!」
 そんのこと西海谷に言われなくてもこんな状況だ。よくわからんが謝るしかないじゃないか。
 必殺のジャーーーンピング! 土下座からの——。
「(なんだかわかりませんが)すいませんでしたぁぁぁぁあっぁぁぁx」
 嵐が吹き荒れる。黒雲に雷鳴、火の鳥が舞い、地獄の使者が僕の首もとに鎌を突きつける。エフェクトがかかっているのであればたぶんこんな感じの状態であろう。現実は体育館の四方に木霊した僕のぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁが鳴り止むことなく響いている。
 久々宮はどうだ? 僕は少しだけ顔をあげると細い健全な太ももと彼女の絶対領域が……。視線はさらに上がる。ウエスト、赤いリボンが付いた胸、唇。唇が微かに動いている。何を言ってるんだ。先にそれが何なんか気が付いたのは西海谷だった。
「いけない! 詠唱だわっ! 上鶴くん逃げて!」
 僕の瞳がカッと開く。詠唱だって? こんな体育館の中でしかも久々宮の心言(マントラ)を開こうってのか!
『詩神乱れて蒼天に帰す——』
 僕は呆然とその場で彼女を見上げていた。彼女の唇が震える度にその言葉を引き寄せられている気がして動けなかった。
『天明荒れ果て龍門に下る——』
「それ以上はだめよ!」
 西海谷が僕の視界に一瞬、現れたと思うと、もう僕の目の前にいた。
「久々宮さん……、それ以上はだめ……」
 嵐が止んだ気がした。黒雲も雷鳴も火の鳥も地獄の使者もこの体育館にはもういない。西海谷、君はどうやって久々宮を止めたんだ? 君は凄いな。僕はひざまついて二人の美少女を交互の見つめた。ちょうど、体育館の二階から差し込んだ日差しが彼女たちの細い透き通る黒髪にすれて綺麗だと思った。
「ありがとう、西海谷——。すまない、久々宮——」
 感謝と謝罪の言葉を心のそこからつぶやいた。
「ふ、ふふふ」 
「ど、どうした? 西海谷?」
「ふ、ふふふ、く、久々宮さ、ささんの、お、おっぱいを、さささ、さわっちゃちゃた」
 ぷにぷに。
「や、やわらかい」
 ぷにぷに。
「ぐ、ぐふふふふ」
 ぷにぷに。
「へ、へっへへへ」
 ぷにぷに。
 僕は目をさらに見開いてその光景を焼き付けた。美少女が(眼鏡取ったらたぶん)美少女のおっぱいを——。
「なに——」
 久々宮が一言つぶやくと西海谷は半歩体をずらした。
「なに触っとんじゃぁーーーーーーーーーー」
 久々宮の美しく柔らかそうな足が飛んできた。そうだ、僕は前回もこれにやられたんだ。
 
 純白のいちごパンツ。
 体育館の天井なんて見上げたのはいつぶりだろう。
 薄れゆく意識の中、僕は思った。 
 ああ、パンチラもいいな——。

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