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「成長した」瞬間を感じた事ありますか?

なかなか自分の成長を自分で感じる事は難しい。

もし、感じた事あるのならばあなたは素晴らしいですよ。

それだけ一つのことを真剣に、成長するように取り組めてるので。

でも、成長速度って人それぞれだし、得意不得意があるし

実感するって難しいですよね。

わざわざ改めないと自分の成長は実感する事はないと思います。

特に僕の場合は、人に褒められても素直に喜ばないタイプの人間なんですよ。

表向きには「ありがとうございます!」だなんて言ってるけど

内心は「これ褒められてるけど本当にこれでいいのか?仮にこれが正解だとしてもピンとこないなぁ」とか思っちゃいます。

自分の中で納得しないと「ん〜…」てなるんですよ。

それでも納得しなきゃキリがないって時があるのでまぁ仕方ないですよね。


自分の成長はわからないけど、人の成長ってすごくわかりやすいんですよ。

僕には歳の離れた弟が2人いるんですけど、最近弟達の成長っぷりがすごいんです。

まず1番下の弟。今11歳で小学校5年生のなんですけど、僕と歳が離れすぎて今でも弟が5歳くらいの小さい子に見える感覚が抜け切れないんです。

僕の方が全然成長してないっていうか、子供にとっての数年と大人になっての数年ってこんなに差があるのかってふとした瞬間に思わされます。

ある日家に帰ると弟がカップラーメンを自分でお湯を沸かして作ってるとか。

小5なんでよく考えると普通だし、自分もそうだったんで何もすごくないんですけど

僕にとってはすごくビックリで

なにより1番驚いたのはそのカップラーメン。

なんのカップラーメンを作って食べようとしてるのか見てみると中本蒙古タンメンだったのです。

「それめちゃめちゃ辛いやつだよ?大丈夫?」

と聞いたら

「いける」

と一言だけ。そう言うとズルズルやって美味しそうに食ってました。

(あ〜…中本蒙古タンメンって小学生でもいけるレベルか)

と思って「兄ちゃんにも一口くれ」と兄の特権を使い一口もらおうとすると

弟「お兄ちゃん!ちょっとまって。これマジで上手いから一気に食っていいよ。オススメだから」

と言ってきたので「おう」と答えて思いっきり食ってやったんです。

僕は食った瞬間大人になった弟を実感した。

一つ目は"自分でお湯を沸かす事"

二つ目は"大人の僕は食べれなかった激辛ラーメンを食ってた事"

三つ目は"兄を見事にだました事"

顔を真っ赤にして辛そうにしてる僕の顔を見て

弟「やばwwお兄ちゃん顔あっかwwwマジうけるwww」

マジうける!?いつからお前は一昔前の女子高生みたいな言葉使うようになったんだよ

そんな事がちょくちょくあって弟の成長には驚かされます。

これは成長と言うのかわかんないですけど

鬼滅の刃の紅蓮華よりクイーンのボヘミアンラプソディが好きで

鬼滅の刃のたんじろう?よりジョンウィックになりたいそうだ。

まぁ、これは完全に僕の映画好きによる悪影響かな。


もう1人の弟は18歳で高校3年生の歳。

学校ではバカやらかすタイプで3兄弟の中じゃ1番世話のかかるヤツ。

案の定、高校も退学になって今は若い歳で一社会人として頑張ってる。

僕も高校は一度中退して、通信制の高校に編入した経験があるからそこは僕なりにアドバイスできるところがあったりで心配はなかった。

むしろ社会人としてこれから過ごさせる方が心配。

弟が学校を退学させられた理由が

公園で友達と真夜中にバーベキューして缶酎ハイのんで酔っ払って警察署の前を呑気にチャリこいでた所お巡りさんに捕まった。

です。バカですよね〜。

確かその日は真冬で警察署から連絡が来た時間が夜中の1時。

そんな極寒の中でバーベキューして冷え冷えの缶酎ハイ飲むとか

玄人キャンパーかよ。

どうしようもないので夜中に母親と一緒に弟を迎えに警察署まで行く事になった。

警察署に着くと顔を真っ赤っかにして泣きながら「申し訳ございません!!!」と必死に僕と母親に頭を下げてる弟がいました。

笑うしかなかった。

事件、事故になってなかっただけマシ。顔真っ赤にして元気そうに酔っ払ってる弟の姿を見て安心。

お巡りさん「自転車は…警察車両ですけど大きいワゴンがあるので、それで運んでついてきますよ。警察車両なんでちょっと見栄えがアレですけどねアハハ」

母「いやいや!明日息子に取り行かせます。そこまでご迷惑おかけできません。」

(どっちでもいいけど運んでくれるっつってるから運ばせたらいいのに)

と考えてたら、僕と同じ歳くらいの1人の若いお巡りさんと目が合った。

お巡りさん「あれ?お兄さん…?自転車乗れますよね?」

捕まった警察署から家まではだいまい7キロ。


「ハァ!?!?!?家族に頼まれるならまだしもお前に頼まれる筋合いはねぇぞ!!!」




と言いたくなった。


もちろん、真冬の真夜中に僕は1人ママチャリで30分かけて家まで帰る事になった。

家に帰ると弟は寒い中帰ってきた僕のためにコーヒーを入れてそれを握りしめてずっと立って待っていた。顔を真っ赤にして。


そんな弟もなんやかんやで社会人として頑張って仕事をしている。

職場でもすごく可愛がられていたそうだ。

コロナの影響で弟は学校を退学した後すぐに勤めてた職場を辞める事になった。

コロナじゃなければその職場にもっといるはずだったらしいけど、人件費削減のためか給料が大幅に下がったみたい。

約1年間、たった1年間の勤務にもかかわらず弟の最後の出勤日には沢山のお土産が渡された。

「ありがとう!弟くんがいて助かったよ!」

「正直まだやめてほしくなかったけど次の職場でも頑張って!」

「次の職場がキツかったらすぐ戻ってきていいからね」

と、大変ありがたいお言葉も頂いてきたみたいで

「俺ってあの職場で活躍してたんだなぁ」と実感したらしい。

弟はちょっとお調子者なんでここは兄として

「確かにお前の頑張りの結果には変わりないけど、お前をここまで活躍させてくれたのは周りの人達のおかげだからな?お前もあの職場で仕事出来た事を感謝しろ」

なんてそれっぽい事言ってみちゃったりしたけど

(すごいなぁ…俺がその歳の頃そんな事なかったぞ。俺の知らない世界で俺よりも大きく早く成長してたんだな…)てのが本音です。

社会人としての義務を果たしてた弟の姿を見て感動するほど成長してました。

今の職場でも新たな経験を得て大きく成長してほしい。

若いと新しい経験の方が多い。経験が多いと成長する。

今の自分はどうだろうか。

成長するような新たな経験を積んでるのだろうか。

今の日常の中で成長できる経験を発見できてるのだろうか。

多分、まだまだですね。

僕はストイック性がないんで成長速度は遅そうですw。

でも、成長した瞬間を感じると活力が湧いてきますよね。

弟達の成長をみて頑張ろうって思えます。

みなさんは成長した瞬間を感じた事ありますか?

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