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#短編小説

正しさの味方

正しさの味方

今にも飲み込まれてしまいそうな暗闇の中、ぼんやりと薄ら明るい街灯が立っている。
等間隔に立てられたその街灯の中には、今にも消えそうに点滅しているモノもあり、不気味さを増している。

そんな場所に似つかわしくない10代くらいの少女が街灯の灯りを頼りに歩いていた。
少女は自身と同じくらいのサイズをしたバックパックを背負い暗い夜道を街灯を頼りに進む。
恐怖をグッと堪えるその表情は眉間にしわをよせ歯を食い

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