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「三日月」「秋桜」「駅」…涙を誘うJ-POP秋の名曲

残暑厳しかった9月から一転、
月が変わってめっきり秋めいてきた10月3日放送の
MUSIC Xにお届けしたのは、『秋に聴きたい名曲』特集。

視聴者からのアンケートをもとに、この季節にぴったりな名作ばかりが集まりました。
 
▼SNSで大ブレイク!歌心りえが歌う「三日月」

注目されたのは、今、音楽業界で大きな話題となっているアーティスト・歌心りえさん。
今年春、韓国の歌番組「日韓歌王戦」に出演し、
圧倒的な歌唱力を披露!

番組は高視聴率を叩き出すと共に
TikTokを始めとするSNSで大バズりし、
歌心さんは一躍脚光を浴びました。

 
もともと「Letit go」という3人ユニットで
1995年にデビューした歌心さん。

セカンドシングルはポカリスエットのCMソングに
起用されたものの、その後はヒット作に恵まれず、
ほぼ無名の状態で挑んだ韓国の歌番組。

30年近いキャリアで培った歌唱技術を遂に爆発させ、
50歳にして大ブレイクを果たした異色のシンガーです。

 
そんな歌心さんの魅力は、
透明感のあるハイトーンボイス。
その繊細な歌声を生かして、今回は絢香さんの代表曲
『三日月』を歌っていただきました。

 
しかも、「一度聴いたら忘れられない煌めきボイス」で
知られる青山新さんとのデュエットという、
番組オリジナルのスペシャルアレンジ!

 
そんな2人の歌声と共に、
ジャズ界の新星サックス奏者、ユッコ・ミラーさんが
クロスオーバープレイヤーとして加わり、
さらに壮大で深遠な世界を描いてくれました。

とはいえ、放送日となった10月3日は「三日月」ではなく「新月」、月と太陽が重なり、地球から月は見えません。
月のない寂しい秋の夜空に、哀愁溢れるサックスの音色が物悲しく響き渡ったのでした。

 ▼「最後の雨」の中西保志が竹内まりやを歌う

そして、この日のもう1人のゲスト・中西保志さんが歌ってくれたのが、竹内まりやさんの「駅」。

かつて愛した人との偶然の再会と辛い過去の記憶を綴ったこの曲は、中西さんの「最後の雨」に匹敵する
ドラマティックなラブバラード。
どちらも深い愛ゆえの激しい胸の痛みが
悲しみを誘います。 

この曲の他にも、竹内さんの『シングルアゲイン』を
自身のアルバムでカバーしている中西さん。
曰く、
「両方とも女心の、しかもややダークサイドの情念が、
演歌的でなく『ポップス』として昇華されているのが
さすがだと感じる。」と語っていました。 

この日はひょんなトークの流れから、
歌心りえさんがユッコ・ミラーさんの演奏で
「最後の雨」を中西さんご本人の前で歌唱。
これには中西さんも大絶賛!
実力派アーティストと一流プレイヤーのクロスオーバーが見どころのこの番組ならではの即興セッションで
大いに盛り上がりました。 

ゲスト:中西保志、歌心りえ、青山新、ユッコ・ミラー
構成作家 工藤ひろこ  

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