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たった1小節で心に映像が広がるユーミン劇場の世界!I LOVE ユーミン!

この春よりスタートしたMUSIC X、
2回目となる4月11日放送のテーマは、
恋をした時、誰もがお世話になったであろう
松任谷由実楽曲を集めた
『I LOVE ユーミン』特集。

ゲストに はいだしょうこさん、丘みどりさん、
藤井香愛さん、
そしてジャズピアニストの高木里代子さんを
迎えて、ユーミン愛たっぷりにお送りします。

▼衝撃的な展開にギョッとする『ルージュの伝言』

これまでドラマや映画の主題歌に、CMソングにと数多く使われてきたユーミンの楽曲。

その歴史を遡ると、
1974年不二家ソフトエクレルのCF曲となった
「やさしさに包まれたなら」に始まり、
1975年TBSドラマ「家族の秘密」
(「あの日に帰りたい」)、
80年代には東宝映画「私をスキーに連れてって」(「恋人はサンタクロース」、
 「サーフ天国 スキー天国」他)や
ジブリ映画「魔女の宅急便」(「ルージュの伝言」他)、
90年代には角川映画「時をかける少女」、
NHK朝ドラ「春よ、来い」…などなど
枚挙にいとまがありませんが、
どれも曲を聴けばすぐに作品のワンシーンが
思い出されるのが、ユーミンのすごいところ。

また、ユーミンの楽曲自体を
映像化・ドラマ化するという試みも、
従来、各局で何度となく行われました。

その理由は、ユーミン楽曲には万人に通づる
「共感性」があるだけでなく、
「物語性」=ナラティブがあるから。

断片的な歌詞からでも、
どんな主人公で、どこで何が起きたのか、
一瞬にして物語の設定がイメージでき、
メロディやアレンジによって
その世界観が鮮やかにビジュアライズされているのです。

例えば、今回、はいだしょうこさんが歌った
「ルージュの伝言」。

「あのひとはもう気づくころよ 
 バスルームにルージュの伝言 
 浮気な恋をはやくあきらめないかぎり 
 家には帰らない」(作詞・作曲:荒井由実)

『ルージュの伝言』という
キュートなタイトルとは裏腹な、
「風呂場に口紅で書かれた浮気の告発」という
衝撃的なシーン。

その現場を目にした彼氏はさぞや凍りついたことでしょうし、
自分の母親に言いつけるという彼女の行動に
何を思い、どう対処したのか?

その後の展開を想像せずにはいられません。

▼扇情的な大人の恋に溺れたくなる
『真夏の夜の夢』

一方、

「骨まで溶けるよな  
 テキーラみたいなキスをして」
(作詞・作曲 松任谷由実)

という情熱的な歌詞で始まる『真夏の夜の夢』は、
退廃的で扇情的なラテンサウンドをまとわせ、
陶酔した愛の刹那を感じさせるロマンティックな作品。

今回この曲は、ピアニストの高木里代子さんが
特別にアレンジし演奏、
丘みどりさんの歌と見事なクロスオーバーを
披露してくれました。

華やかな美貌と卓越したテクニックで
聴衆を惹きつける高木さんは、今、
ジャズ界でもっとも注目されているピアニスト。
丘さんとのセッションでは、
「互いのバイブスが刺激し合い思い切り楽しめた」とのこと。

二人の美女のクロスオーバーがどんな化学変化を生んだのか、どうぞオンエアーをご覧ください。

▼ラブソングとはひと味違う青春のナンバー
「ノーサイド」!

さらに今回、1984年にリリースされた
「ノーサイド」を藤井香愛さんが歌唱。

「彼は目を閉じて 枯れた芝生の匂い       
 深く吸った 長いリーグ戦 
 しめくくるキックはゴールをそれた」
(作詞・作曲 松任谷由実)

ラグビーの試合終了と共に、
青春が終わった物寂しさを感じさせるこの曲、
ユーミンを恋愛ソングの女神と崇める女性ファンのみならず、
昭和のおじさん世代をも泣かす名作の1つです。

その他、
アーティスト提供されたユーミン曲の秘蔵映像も。

『I LOVE ユーミン特集』、

4月11日(木)よる9時放送をお楽しみに。

ゲスト:はいだしょうこ、丘みどり、藤井香愛、高木里代子

構成作家 工藤ひろこ




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