見出し画像

■LUDENS no.8 (改装するにあたり店創りの骨子を再構築する.5)



(改装するにあたり店創りの骨子を再構築する.5)

ただ、レストラン、新たなブランド、
両方を1人では管理出来ない、プロダクト立ち上げをサポートしてくれるメンバーが必要なので
先ずはデザイナーを探すところから始めた。

(改装するにあたり店創りの骨子を再構築する.4)
でご紹介させて頂いた橋本 崇秀を西沢 勝仁
さんにご紹介して頂き、先ず商品の開発から
始めたのですが、ここで大切なのは
(僕の料理感をいかに落とし込めるか)
というのが全てのプロダクトの骨子になる
と思うので、一旦整理しておきたいと思います。
宜しければお付き合いください。

僕の実家は滋賀県草津市北山田町に有り、
両親は兼業農家で会社に勤めと
農業を両立して頑張ってくれてました。

僕が小学生になる前に湖周道路が開通され
かなり便利にはなりましたが、
琵琶湖の環境は一変しました。
(湖周道路否定派では無い、僕も活用してるし)
それ以前から琵琶湖の環境は様々な理由から
変わり始めてましたが、湖周道路開発を境目に
琵琶湖周辺の環境も様変わりしていく様を
幼い頃見ており、不便ではありましたが、
あの頃の美しい琵琶湖の風景はまだ脳裏に
焼きついています。

環境は簡単に失われていく。
同時に人の体に良い、素晴らしい
食材も環境と共にありそんな事を考える
きっかけになったのが、幼少期の記憶。

時間が経って、料理人になり、
何度かイタリアへ行く機会があり、
ロンバルディアのブローニにある
Barbacarlo のカンティーナに伺い
見学をさせて頂いた後、電車、タクシー
バス、全て終電が終わってしまったので
息子のジュゼッペさんがパヴィアまで
送ってくれました。
その道中、どうだい?ブローニは?
日本と違って不便だろ?だけど
それが良いのさ!
とこの環境を守るために便利さを諦めて
いるのか、彼らの信念か、わからないけど、
彼らのおかげでこの素晴らしい環境
から育まれたワインが飲める事に
感謝したのを覚えてる。

この時の出来事が
僕が料理人として、出来る事を最大限にやって
みようと思ったきっかけでした。

■遅くなりましたが、
太田 久人さん、リーノマーガさんにお話し
繋いで頂いた改めてありがとうございました!

本日もありがとうございました!
次回に続きます!

LUDENSオーナーシェフ田淵章仁

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?