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【AIR】良かれと無料にすると発生するフリーライダー問題〜単にマネタイズの価値だけではない、有料化の意義〜

そもそも20年くらい前ってインターネット=無料でコンテンツにアクセスできるというのが基本だったように思います。それが魅力でもありましたよね。個人発信もブログなどを無料で活用するというのが基本でしたよね。

その次は多くの人に普及してユーザーベースがどんどん拡大していったこともあり、無料で多くの人に見てもらうにはオンラインメディア(広告収入などによってマネタイズされている)とかを活用したりするようなことがこの10年くらいで出てきたなと思います。書き手としては記事を出稿すれば、多少のお金になるものの、むしろマネタイズというよりは多くの人に伝えることができることが可能になったことを感じました。個人で単にブログを書くよりも、より多くの人に読んでもらえる。東洋経済オンラインで私も2014年くらいに体験させてもらった経験です。

が、ただこの5年くらいでまた一気にかわったなと思っています。マネタイズの構造も、その意味も変わってきたと思っていたと思います。多くの人がネットを使うようになり、多くの人の目に見れてもらうのが簡単になった時代だからこそ、むしろあえてオープネスとクローズトの区分を持たないといけなくなってきていると思います。

○ 普及カーブをみてわかる、日本インターネットの環境変化

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