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【キノネット】冬は湿度にご用心。アプリ利用した相対湿度、絶対湿度管理がオススメ

この冬もいよいよ本番になってきましたね。寒いだけでなく、乾燥が気になるこの季節。

先日紹介した加湿器は部品交換システムがしっかりしていて衛生管理が簡単ということでオススメしています。もう2週間近く運用していますが、全く問題なく、ガンガン加湿しつつ、設定湿度になると止まるようになっており安心です。室温20度、相対湿度60%を目指して設定しています。

断熱リノベーションなどを行った際にも適切な湿度管理は必要で、結露対策などにおいても過剰に加湿すればいいってものでもないので、ここで湿度の適切管理が大切になってきます。

ここで大切になると思っているのは、(1)相対湿度と絶対湿度、(2)部屋内でもかなりばらつく測定器の統合管理です。

(1)相対湿度と絶対湿度

空気中の水分量は、温度によって飽和状態になる量が変わりますね。小学校の化学で習いました。わすれた方は親切に解説してくれているウェザーニュースの記事を。

でもって、相対湿度ってのは温度に準じて設定されています。つまりは気温10度における湿度100%と、気温25度における湿度100%とでは、空気中に飽和状態になっている水分量は全く違います。

以下の早見表をみればわかります。

そのため空気中に水分がどれだけあるかを具体的に把握するためには、g/m3という単位で示される「絶対湿度」をみないといけないわけです。これをみていくと、乾燥状態(水蒸気量)を正確に把握することができます。

実際に湿度管理で大切なのは相対湿度というよりは、どれだけ空気中に水蒸気量が確保されているか、なので、絶対湿度をみないといけないというところです。

冬の季節においてウイルス活動が抑制されると見込まれている11g/m3以上の湿度となると、室温を断熱したりして20度に保つことができれば、60-65%の相対湿度でよいわけです。が、寒い部屋で15度切ってくると、湿度95%-100%でも水蒸気量はかなりギリギリということになります。

(参考)絶対湿度とインフルエンザの関係
宮城県医師会より
〜7g/㎥  :より起こりやすい
7〜11g/㎥:流行しやすい
11〜g/㎥ :流行しにくい

断熱性能の高い家に住んでわかるのは、温度が下がりきらないことで体が冷えないから免疫力が維持しやすい。また室温が20度前後を維持できることによって加湿しても十分に水分量を溜め込めるため、喉もいがいがしない、肌も乾燥しない、ウイルス活動などが抑制されるという効果があるわけです。

寒い部屋で単に加湿だけしてもだめなのです。

とはいえ実家など古くて、寒い家とかであれば、本来断熱回収したほうが良いのですが、それでもという時はエアコンよりはガスファンヒーターなどであれば、温度と共に加湿効果もあるからオススメ。私も実家に行く時に寒いのと乾燥がすごいからガスファンヒーターを入れるようにしています。(まぁ改築しろ説もありますがw)

都市ガス燃焼の際には、CH4+2O2=CO2+2H2O、つまりは「メタン+酸素=二酸化炭素+水」という形が成立するので湿度が温度と共にあがるのです。

(2) オンライン管理可能な温度、湿度計

しかーーーし、部屋の中で湿度はかなりばらつきがあります。断熱性能が高い部屋でかなり一括空調で全体が普通に温かいというところであっても、です。

ということで、温度計、湿度計をいろんな部屋に置いてみてみるというのが今までのやり方だったのですが、これだと「いちいち見て回らなくてはならない・・・」という面倒なことが。毎日随時各部屋を回るとか不可能ですからね

そこで、こんな時代なのがオンラインで温度、湿度を管理できるほうがいいよねということでオススメなのが、キノネットのスマートホームでもオススメしたswitchbotの温湿度計プラスです。

スマートホーム化については以下で復習を。

これを使うと実際にデバイス表示だけでなく、スマホからも複数の部屋においてある温度、湿度が一発でわかるようになります。この温度、湿度をもとにして温度管理、加湿管理をすることも可能になりますね。ダイイチの最新大型機種だとスマートホーム機能もついています(私がかったのは搭載してないやつですが、自動で相対湿度管理はしてくれるので、冬は高めに設定しておきましょう。私は60%設定)

○ 絶対湿度も自動計算してくれるアプリ

がしかし、絶対湿度はわからないじゃんーーとなるのですが、以下のiOSアプリを利用すると、SwitchBot情報をもとにして自動的に絶対湿度計算をしてくれるのです。ありがたや。ビジュアル的にも見やすくて大変使いやすいです。

ということで、これらを組み合わせて、リアルタイムに複数の部屋の温度、相対湿度、絶対湿度を管理していくことで、厳しい冬の乾燥から身を守っていきましょう!!!

日常はサイエンス! 改善はロジック! 方法はテクノロジー!

こういう課題と解決、いかに自動化して手間を自分でかけないかということとかは仕事にもつながる話。日常改善できなければ、仕事の改善も不可能。会社とかでもDXとか叫んでいる人は、少なくとも自宅自体の可能な限り自動化などは実践しないとあかんですわ。


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