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御船山楽園ホテルにみる、ホテル再起のヒント

昨日から佐賀にきております。本日は日中Youtube配信などもしながら、唐津方面にいきまして、川魚の名店に訪問予定です。

今回は二度目の御船山楽園ホテルでの滞在でもありまして、昨日は小原社長にもご同伴いただきまして、チェックイン前時間を利用して貸し切りサウナをご案内頂きました。

さて、地方における歴史ある宿でも経営革新は非常に難しいものです。経営が厳しいということは与信面でもパンパンの状態で、新たに大規模な投資をするだけの資金調達も不可能。しかしながら老朽化した施設のまま、新たな施設で戦わなくてはならない、というのも簡単ではないのは言うまでもありません。

そのような中、御船山楽園ホテルは現在の小原社長の代になられてから様々な工夫をされているわけですが、それでも私としてお話を聞いてやはり秀逸だなーと思わされるのは、施設全体の投資ではなく、メリハリを聞かせた投資、しかも『アート』と『サウナ』という従来ではそこまで攻めた宿がない開拓領域として未成熟、だけど、成長率は高い市場に向けた戦略を作り、見事成功している点だと思います。

やはり小原社長ともお話していて重要なのはマーケットの見極めであり、投資回収というファイナンスに対する意識でもあるなと思わされました。

○ メリハリをどうつけるか。フォーカスが要。

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