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【AIR】有店舗による無店舗販売の普及〜実店舗の問い直しは、地方企業にとってはチャンスの宝庫〜

さて、先日ジャケットとかを買おうかなと思いながら、そういやファブリックトーキョーが気になっているけど行っていなかったな、ということで試しに行ってきました。

有店鋪による無店舗販売とも言える面白いビジネスモデルの同社のモデルは、商店街での各地産品をオンラインで調達販売するという企画を20年前にやって大変苦心した身の私としてはとても興味深いのです。

というのも、同社のモデルは店鋪で細かな採寸をしたあとは、その採寸データをもとにしてオンラインで様々な注文ができるという仕掛けになっているという今どきなモデルだからです。オーダースーツをオンラインで頼めるというわけですね。ま、今やテスラのようにネットで自動車購入する時代でもありますから、当然ではあるのですが。かつてのZOZOスーツのように電子的に採寸しとんでもないミスをするよりは実店舗でちゃんと採寸するというのが安心ですね。笑

さらに同社はネット系スタートアップのように資金調達をグリグリ行って成長してきていたちょいと変わり種の会社でもあるので、気になっていました。会社の沿革や資金調達、業歴推移とかなかなかおもしろいです。まぁコロナでスーツ需要とかが低迷したから直近では辛いかもしれませんが。

同社のモデルは、実店舗ではモノは売らず採寸や仕立てるもののアドバイスだけ。モノはオンラインで注文して、自宅まで配送される仕掛けです。わざわざ何度も店にいったりするのがめんどく、そこまでこだわってもいない私としてはw これはなかなか興味深いモデルでもあるので行ってみたのです。

かつこのようなモデルは今後の小売り市場の動向においても大切で、地域での店鋪=ものやサービスをそこで販売するもの、という固定概念を超えていくモデルでもあるので、そのあたりの勘所をつけたいという意図もありました。

○ 店での採寸はかなり細かい

実際に店ではかなり細かな採寸とともに、好みとかもきいて基本データを作っていってくれます。30分くらいの採寸の後に、データが自分の作ってあるアカウントに書き込まれ、これであとは注文すればオッケーという状況になります。

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