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エビデンスなき「空気」という怪物〜冷静に考えるファクトフルネスとの向き合いたい時〜

地域の取り組みにおいても、「声の大きいな人の意見ばかりが通ってしまう」ということであったり、「町の声を聞かないのか」というメディアの大合唱に押されてよくわからぬ政策を自治体が決定することは少なくありません。

人間思い込みというものは怖いもので、一度言い出して、言い続けていると、引っ込みがつかなくなるのと同時に、本当に「自己暗示」のようにそのように思ってしまうことがたくさんあります。特にメディアとかはプッシュで情報を発信して入れ込んでいくことが可能でもあり、テレビとかはその力は特に今年、ステイホームになったことによって見続ける方がそれなりに増加していることと思います。

まず言っときたいのは、私は別にGoToトラベル推進派では全くないです。感染者を増加させたいわけでもなんでもなく、空気とかで物事決まると、本当にある「原因」というものと向き合わなくなって、より事態が悪化することが多々あるということを我々は認識しなくてはならないということです。

地域政策でも、今回のコロナ対策でも同様なのですが、都合のいいシナリオ、なんか皆が納得できる落とし所というところに向けて動いていくと、後々「もっとマズいこと」というのが起こることが多々あります。

○ メディアは数を求めた最適解を報じる

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