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答えが分かってから挑戦する、という思い込みを捨てよう。

「この計画は成功するでしょうか。」

という質問を繰り返しされて、もう長いものでございます。今回の都市経営プロフェッショナルスクールでの集合研修でもこのような話が出まして、やはり地域プロジェクトに限らず、何かに挑戦するという時のやり方に根本的な間違いがあることを感じます。

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というのも、「これでいいでしょうか」というのは質問ではないんですね。占いのように何か未来を見通してもらい、何らかの答えを教えてほしいという話なのです。けど、そんなことは不可能です。事業なんて最初からわかりきった、絶対に成功する方法という答えはないのです。

何か前に進んでいたり、成果をあげている人たちは「答え」を分かっているからやっている、と思っている人がいるけど、そんなことはないんです。やっている人すら「どうなるのか」はやってみないとわからないし、やっているうちにもっと分からない中であれこれと工夫を続けているということでもあるのです。

FBにもアップしたのですが、ほんと以下のように思うのです。

答えがあるから進むのではない。

答えがわからないから進むのだ。

そして進みつづけた後に振り向くと答えというものがおぼろげに見える。
見つかったように思うと、さらに次の見えない問いと向き合うことになる。

人生はその繰り返しだ。

だから悩んで立ち止まったり、答えを見つけてからやろうとしてはいけない。わからないことに挑戦するからこそ、僕らは生きる楽しみが湧いてくるんだ。

答えがわかったことばかりに人生の時間を使うなんて、あまりにつまらないじゃないか。

そもそもそう考えられないのであれば、地域の従来とは異なる新たなことなんてやらなくてもいいと思うんですね。だけど、もしやりたいと思っているのであれば、今までとは違う自分のやり方をしなくてはならないのです。

地域を変える前に、まずは自分が変わる。自分すら変えられないのであれば、他人まで含めた地域なんてものを変えることなんて不可能なのです。

○ 答えがあるから挑戦するのではなく、答えがないから挑戦を始める。

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