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「一日一言」まちで闘う編

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まちで闘う上で必要な基本要素について、「まちで闘う方法論」から抜粋します。
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2016年5月の記事一覧

管理するのは工程よりモチベーション 2016.5.27.

管理するのは工程よりモチベーション 2016.5.27.

プロジェクトマネジメントを効率的に進めていくことが重要であることは言うまでもない。特に事業の立ち上げ、そして継続事業の場合にはその後の運営においても決めること、判断することが日々沢山出てくる。

しかしながらその中でどうしても工程管理にばかり目を取られ、いつの間にか何もかもうまくいかなくなる時がある。

その主たる問題が「モチベーション」に対する考え方の欠落だ。

【5月の一日一言は、「まちで闘う

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プロマネは効率勝負 2016.5.26.

プロマネは効率勝負 2016.5.26.

いくら良いシナリオができても、それが実行できなければ全く意味はない。

実際に地域での活動、事業の肝はプロジェクトマネジメントにあるといえる。特に継続型の取り組みでは、プロマネができないと、物事は全く動かなくなる。しかし地域系の取り組みは、時間全てを投入できる人は限られる。

そこで問われるのは「効率的なプロマネ」である。

【5月の一日一言は、「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」

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戦略の要点は絞り込み 2016.5.25.

戦略の要点は絞り込み 2016.5.25.

客観性と論理性、さらに自らのビジョンを設定すると、自ずと活動や事業の方向性が定まる。つまりは「何がために何をするのか」というテーマが明瞭になるのだ。

次に問われるのは、具体的に「何をどう実行するのか」という段階にはいる。その道筋を考えるのが、戦略策定である。戦略とは現在地から目的地までの道のりのシナリオである。特にこの時に大切なのは「何をするのか」よりも、「何をやらないのか」を明確化し、資源を集

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自分のビジョンはあるか 2016.5.24.

自分のビジョンはあるか 2016.5.24.

情報収集、その構造化などの客観的な整理、論理的な整理ということは基本であることは述べてきた通り。

しかしながら事業を立ち上げる時には、「もっともよい答え」なんてものが客観性、論理性が生まれるわけではない。そこでマネジメントに問われるのは、「何をしたいのか」という客観性・論理性に反しない中でのビジョンである。

【5月の一日一言は、「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」http://

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構造化が論理力をつくる 2016.5.23.

構造化が論理力をつくる 2016.5.23.

物事が散らかる要因の一つは、論理力不足。

地域において論理性に反するような取り組みをして成果を出すことは決してできない。どんな強い思い入れがあろうと、どれだけの人が動こうと、論理に反することは、地域にとってマイナスを生み出す。

そしてその論理力をもった取り組みの基本が、「構造化」である。

【5月の一日一言は、「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」http://amzn.to/1

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因果関係を整理する 2016.5.22

因果関係を整理する 2016.5.22

地域で起こる問題については、その場の対処療法と共に、実際に「なぜ起きているのか」ということについてしっかり考える必要がある。

うまくいかないのには、明確な理由がある。

【5月の一日一言は、「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」http://amzn.to/1PChp84 からの抜粋解説。】

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複眼的に考える 2016.5.21

複眼的に考える 2016.5.21

情報力で必要なのは、1つの物事を一つの情報から判断するのではなく、複数の見方から評価すること。

【5月の一日一言は、「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」http://amzn.to/1PChp84 からの抜粋解説。】

複眼的に情報を分析する力がないと、間違った情報を鵜呑みにしたりする。特に一次情報と二次情報の組み合わせ、定性情報と定量情報の組み合わせなどをしっかりと行うだけでも

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ググれと言われないように 2016.5.20

ググれと言われないように 2016.5.20

今日からは「まちで闘う方法論」第三章の概要解説をしていく。第三章は「技術編」。

地域での取り組みにおいて重要なことの一つは、情報収集能力とその検証作業だ。地域での取り組みではまとめられている情報にちゃんとアクセスして収集し、その内容をポイントをつかむということが、様々な議論をする上でとても大切。さらには、まとめられていない個々人の意見などの情報を引き出すことも併せて大切。

この情報力を適切に身

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現場人こそが体系化しよう 2016.5.19.

現場人こそが体系化しよう 2016.5.19.

基本的に現場で事業に向かっていると、常々問題も起こるし、その対応に時間を使ってしまう。しかし、単に目の前に起きていることだけに囚われていると、本当に「やらなくてはならないこと」が見えなくなったり、「何をやっているのか」という客観的な視点が失われたりする。

継続事業のマネジャーは、ある程度自分たちがやっている事業手法を体系化したり、外とのネットワークを拡大して今の事業のやり方を見つめなおしたり、次

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事業連鎖で構造問題解決 2016.5.18.

事業連鎖で構造問題解決 2016.5.18.

継続性をもった事業を地域で行い、課題解決をしていくことは地域活性化ではある意味での本丸です。

地域の問題の多くは構造的な問題から皆が間違った方向にインセンティヴがあり、やればやるほど地域が衰退することをやり続けしまうことにあります。これを変えるのには制度変更などの必要もありますが、制度も闇雲に変更できるものではなく、「今の構造よりもっと効果的な方法」を明らかにし、その上で制度変更などに繋げる必要

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複数事業を組み合わせる 2016.5.17.

複数事業を組み合わせる 2016.5.17.

単発事業マネジャーにもなってくると、1つの事業だけでなく複数の事業を同時並行でみなくてはならなくなっていく。

月に2-3の企画であったり、もしくは月1で何かを仕掛けるとしても、結局準備を考えれば手前半年くらいから仕込んで行ったりするため、結局のところは複数が同時に走ることになる。

単発とはいえ採算性を問われる単発事業をマネジメントしていくためには、この複数を混在させずにコントロールすることが必

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稼ぐまちづくりには、営業力が必須 2016.5.16.

稼ぐまちづくりには、営業力が必須 2016.5.16.

最近「稼ぐまち」にちなんだのか関係ないのか知らないけれども、「稼ぐ〜」とか「稼げる〜」というネタが地域活性化分野でも各所に見られるようになってきた。

しかしながら、従来の計画主義、合意形成、書類文化、予算依存というような前提で進んできたまちづくりとは異なり、「稼ぐまちづくり」には全く従来問われなかった、しかし最も大切な能力が必要とされる。

それは「営業力」だ。

【5月の一日一言は、「まちで闘

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同じことを繰り返す継続性より変化に対応する継続性 2016.5.15.

同じことを繰り返す継続性より変化に対応する継続性 2016.5.15.

地域でも継続活動をマネジメントする立場にたつようになると、単発にはない様々なアクシデントに見舞われるようになります。

やはり1つの単発企画よりも継続している企画は確実に日々問題が発生し、予想できないことが多発します。その時に「決めたことを毎日同じようにやっていく」ということだけに固執すると、実態との乖離が大きくなり、取り組みの継続性がかえって阻害されます。

そう、変化に対応する継続性を考えなく

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自己管理で要領よく動く 2016.5.14.

自己管理で要領よく動く 2016.5.14.

継続活動に参加する段階に入ると、仕事や学業とのバランスを意識しなくてはならなくなっていく。

単発活動と異なりイベントまでの期間頑張る、とかではなく、継続活動は週1とか月1、はたまた毎日発生することに直接もしくは遠隔などで関わらなくてはならない。つまりは時間を効果的に確保する必要が出てくる。

ここで求められるのは要領だ。

【5月の一日一言は、「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」

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