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「一日一言」地域あるある問題編

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地域で取り組みをしていると、どこの地域でも発生する「あるある」と言いたくなる問題がある。その傾向と対策を整理していく。
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2016年7月の記事一覧

わかっているのに止めない 2016.6.30

わかっているのに止めない 2016.6.30

地域あるあるで一番困るのは、「わかっているのに止めない」問題です。

何か問題が発生していてもう止めなくてはならないのに止めない。しかもその指摘をしても「ヤバイのはわかっているけど、止めると責任を問われるから止められない」とか「自分が担当している間だけはどうにか」とか「始めた人が地元の有力者だから止められない」といったような、とんでもない意見が出てきたりします。

そしてそれを維持つづけるために膨

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わざわざ難しいことから取り組む 2016.6.29

わざわざ難しいことから取り組む 2016.6.29

地域で起こる不思議な相談は、「地域で◯◯という拠点を作るという話があるのですが、自分たちにはとても大きい企画なのです」といった話であったり「この通りでは象徴的な建物なのですが、何しろオーナーが頑固なんです。けど、そこをどうにか」といったような話です。

なぜにわざわざ難しいことから取り組もうとするのでしょうか。

最初に取り組むべきは、「短い期間」と「少ない予算」と「最小の労力」で立ち上がり、成果

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若者にアイデアを求めてダメ出し 2016.6.28.

若者にアイデアを求めてダメ出し 2016.6.28.

様々な機会「若者独自の考え」とか「若者らしい企画」とかを求めることが最近増加しています。まぁ若者の話を無視しようというよりはマトモに見えるところではあります。

しかしながら、実態としては「若者らしい企画」を集めて、それに皆でダメ出しをするようなことも少なくありません。

若者にアイデアを求めるとしても、それを地元の有識者やエライさんが品評してもほとんど意味はありません。

別に若者だから画期的な

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変な独自性を追求する 2016.6.27

変な独自性を追求する 2016.6.27

地域での取組みで大変問題になるのは、「変な独自性」の追求だ。

◯◯の独自性を出そう、ということを無理して、とんでもない変な企画になっていくことは多い。独自性を出したほうが良い時は出せばいいが、別に他の地域での取組みでしっかりと基本を学びながら再現することも大切です。

しかし、今度は他の地域の取組みさえまともに模倣もできなかったりします。

地域での取り組みにおいて、地味でもしっかりと成果を出し

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