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変な独自性を追求する 2016.6.27
地域での取組みで大変問題になるのは、「変な独自性」の追求だ。
◯◯の独自性を出そう、ということを無理して、とんでもない変な企画になっていくことは多い。独自性を出したほうが良い時は出せばいいが、別に他の地域での取組みでしっかりと基本を学びながら再現することも大切です。
しかし、今度は他の地域の取組みさえまともに模倣もできなかったりします。
地域での取り組みにおいて、地味でもしっかりと成果を出し、伸ばしているものは、地域で小さなカタチを作り上げ、それを伸ばしているものばかり。しかしながら、それらを見た時に、中途半端にそれをパクったところで意味はありません。
模倣ってのは結構難しい話で、先行する地域での取り組みを深く理解し、その上で同じようなプロセスを自分の地域で創りださなくてはならない。この「型」を解析するのは、先行している人でさえ意識していないことも多くあり、かなり深く考え切り込まないと見えないです。
だから表面的な理解で真似ると、全然違う資金構造で単に予算の力で劣化コピーを作り出すだけであったり、別に地域に何のインパクトも生まないことってのも多くあったりします。つまり、それは「型」を全く見抜けていないという話。
独自性を出すというのは、「型破り」になるので、型を破るためには、まずはその基礎を解析し、精密なところで自分の地域で再現できた先の話なわけですが、変に「独自性」とか言い出して、中途半端な型のまま、変なアレンジを加えて、結局失敗してしまうことが多数あるわけです。
地域の変な独自性とかどうでもよいわけです。日本のほとんどの地域において、独自性に値するほどの深掘りが必要なことなんてそうそうありません。一定の問題には共通性が高いです。独自性なんて言う前に、ちゃんとした取り組みをちゃんとしたカタチで模倣して継続できるところまで持っていくことこそ、地域で取り組むチームに必要なトレーニング。
これが意外と簡単にはいきません。だからこそ、独自性とか言う前に、「型」を把握し、自ら「型」を再現することに力をかけることは、とても大切なのです。
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