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若者にアイデアを求めてダメ出し 2016.6.28.

様々な機会「若者独自の考え」とか「若者らしい企画」とかを求めることが最近増加しています。まぁ若者の話を無視しようというよりはマトモに見えるところではあります。

しかしながら、実態としては「若者らしい企画」を集めて、それに皆でダメ出しをするようなことも少なくありません。

若者にアイデアを求めるとしても、それを地元の有識者やエライさんが品評してもほとんど意味はありません。

別に若者だから画期的な考えを持っているわけでもなかったりします。そうすると「新規性がない」「若者らしくない」といったようなコメントになります。

かといって、知らないからこそ常識はずれな考えを持って話をすれば、「そんなのは机上の空論」「あまりに突飛なアイデア」といったような話になったりもします。

結局喜ばれるのは、まあまあ新規性があり、かといって常識外れでもなく、なんとなく既存組織に影響のない、打算的な企画だったりします。だからすぐに若者が企画する地元の文化を活かした新たな活性化イベント、みたいなあたりがいいライン。

そんなことやっても別に何も起こらないわけですが、若者のアイデアを活かしたいのであれば、特段意見や事前の品評などはせずに、勝手に企画をやらせれば良い話。そして、そういう企画を勝手にやる若者は常に地元にいて、特段そんなアイデア募集とかしなくても、もうさっさと実践してしまっているんですよね。それが地元ウケするかどうかは別として。

若者にアイデアを求めつつもダメ出しをするような不毛なことはやめたほうがいいと思う今日このごろです。若者も思いついたらさっとやる。これが一番ですよ。

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