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全然キレないアラフィフの夏

なんか、一生懸命やっているんだけどね、全然キレがないのよ、50年間の怠惰の証である皮下脂肪と内臓脂肪をたっぷりと詰め込んだこの身体は(笑笑)

もう、毎日暑くてウォーキングに出かけることができないから、最近はYouTubeで見つけた室内ウォーキングってやつをやっている。

コロナ禍にアップされたものが多いのだろうか?YouTubeで活動されているトレーナーさんたちが、部屋の中で足踏みしながら、全身運動できる動画をいろいろとアップしていて、その中から適当に毎日選んで20分コースでやっている。

ポケットにスマホを入れてやっていると、だいたい2,000歩ちょっと稼げる。歩数のポイ活アプリでのポイント稼ぎにもちょうどいい。

でも、ここしばらく20分間室内ウォーキングを続けていて、どうにもこうにも、身体に全くキレがない自分に気がついてしまった。

トレーナーさんたちは日々鍛錬して鍛えているからだろうか?単なる足踏みでも、シャキっ、シャキっとリズムに正確に動きを合わせて美しい。

一緒に合わせてやっているつもりの自分。リズムに合わせているつもりなのに、気がつくと微妙にリズムがずれていく。自分にリズム感がないわけじゃないはずだ。学生の頃は吹奏楽部だった。指揮者の手の動きに合わせて、十六分音符の単位でリズムを合わせて刻んでいく練習をしていたのだ。

また、吹奏楽以外にも音楽が好きで、楽器も若い頃はいろいろといじってきた。リズム感は音楽未経験者に比べたらずっと良いはずだ。

それなのに、単なるその場足踏みや簡単な腕の動きさえも、正確にピシッとしたリズムを刻めない。

リズムに乗っているつもりで、気がつくと若干ずつ遅れを取っていく。テレビに反射する自分の身体の動きは、トレーナーさんの動きに合わせているつもりなのに、太ももは上がっておらず、腕も伸び切っていない。さらには、お腹周りは引き締まっていて美しいプロモーションのトレーナーさんと比べると、情けないほど蓄えた脂肪でたるんでいる。

要は身体にも動きにも全くキレがなくて美しくない。

子どもの頃から運動が大嫌いで、体を動かすことから逃げまくってきたから、身体にキレがないのは当然かもしれない。アラフィフおばさんが50年間ために溜め込んできた怠惰な脂肪は、キレッキレな動きを妨げる鉄壁の鎧と化して私の身体を包み込んでいる。

ダイエットしているつもりが、お腹が空くのに耐えられずに、ダイエットアプリは徐々に運動量を増やしたコース(=摂取カロリー増)へと変えていき、おそらく実際の運動量よりも食べていい量を増やしているのだろう。最近、一度減り始めた体重も増え始めている。

キレがなく、体脂肪率も体重も減らず、なんとなく積み重なっていく怠惰を、ほんの少しの運動で払い除けているつもりでも、50年間積もりに積もった垢は簡単には落ちてくれない。

今日もまた、キレのない情けない身体を一生懸命に動かしているアラフィフの夏。でも、続けていればいずれ少しはキレてくるのではないかと、ただそれだけを信じて、また明日から続けていこうと思っている。


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