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蒸し焼きにする気か

ロッキンのレポです(ポルノオンリー)


埼玉のみずほ台から出発した、ロッキン開催地蘇我駅までの旅。乗り換えはさほど大変ではなかった。というか、わかりやすかった。博多の方がよっぽどわかりにくい。

1番大変だったのは新木場からの乗り換え。ディズニーに行く人とロッキンに行く人で電車は定員に対し恐らく2倍くらいの人数はいたと思う。長崎でこんなに人が電車に乗るのは、電車以外の交通機関が全て止まった時くらいだろう。そもそも長崎は電車が真っ先に止まる。先陣切って止まる。

そして到着した蘇我駅。ああ!!お姉さん、ポルノのファンですね!?ああ、お兄さんも、あなたも、あなたも…クーッ、フェスポグッズいいですね。非常にきゃわわ。

ド派手できゃわいい


そして会場までちんたらちんたら、牛車かってくらいのスピードで徒歩。メロスがいたらブチギレるくらいのスピードで進む。ポファンを見つける度に心の中で20人のインド人が踊り出す。楽しみだよね♡グッズ、会場で買うぞ〜!!

会場到着、この時点で心が折れかける。暑い。しんどい。足痛い。寝不足でダルい。座るとこ空いてない。帰りたい。1人寂しい。

雨本当に降るの?くらいの晴れ空


しんどい、何か買って食べる元気も無い。そもそも移動時間長い。移動にお金使い過ぎた。あっ、お前今俺のリュックにぶつかっただろ。財布スってねえだろうな?(スれてるのは俺の心の方だった。)フラフラで五浦ハムの列を見ると「え?」ってくらいの長蛇の列。なっげー!年明けの伏見稲荷かよ!心折れそう。でも他のとこもたぶんこれくらい混んでるよな…

食べたい!!!他のやつはどこにあるのかすらわからないからこれだけでも食べたい!!!


や、焼きたてだーっ!!!


俺はこれを食いにきたのか?と思うほどのジューシーさと香ばしさ、上品な油。うめぇ、塩分を欲してた体に染み渡る。ものの1分ほどで食べ終わり、食べ終わった瞬間雨が降り始める。「今!?」

水分をしっかりとり、一旦休憩した後はグッズの列に並んだ。注文してるけどまぁ今日何もないのもなぁと思ってリストバンドとタオルを買いに並ぶ。

グッズの列で並んだ瞬間雨。もう嫌っ!!


GLASS STAGEまで戻り、芝に座ってちょっと休憩。今からスカパラかー、まだ時間ある…あっ!!相互さん近くにいる!!会いに行かなきゃ!!

これ普段公園なのか、でっけーな…

と走り出したはいいものの、中々会えずしょんぼりしてた。しかしAさんはとっても優しくて、たくさんの写メをツイートして現在地を教えてくれた。

会えた時は嬉しくて抱きしめようかと思った。(捕まるわ)
新しい友達もできた
(愛のうたさん)

お菓子をくれたので、私も先日手作りしたこいつらを渡しました。

あまりにもこわい


いや気持ち悪っっっ!!!!なんだこれ!!!頭の中がおみくじの可愛いてるてる坊主を想像してました。吊るしてるだけでお部屋が可愛くなるようなやつ。で、渡したのはこれ。怖すぎる。初対面でこんなもの渡してくる私にも、お二人はとっても優しかったです。ていうか、若くて可愛かった。暑さでゼロになってた元気のメーターは、爆上がりしてました。

それぞれタオル違うのがいいね


前側で晴さんを見たかった僕は、2人との挨拶もそぞろに移動し始めた。スカパラかっけえな。いやスカパラかっけえな!?足を止めて思わず見る。スカパラめちゃくちゃかっけえ!!てかすげえ!!あっ!!モンパチの人!!あっ!!サウシーの人!!歌うめぇ〜!!!!てかスカパラの、谷中さん??渋っ…えー、どタイプなんだけど…?かっこいい〜…♡♡♡
サウシーの石原くん?歌声綺麗〜…え、チューバ吹けるの!?かっこいい〜♡♡♡てか空晴れてんなー、スカパラに晴れ男がいるな?マジでありがとう。晴れパワーよ続いてくれ…

なんて浮気をしてる間に、スカパラも終わりました。

爆速で前に移動しましたが…ッカー!!、柵の最前は取れず…まぁまぁ、それでも結構近いのでは?今まで1番近い晴一さんはアリーナの5列目だったからそれに比べたら遠いけど、まぁまぁ武道館の2階席端っこよりは近い。ここで公式ツイートから、今日の晴一さんのビジュアルを知る。ハットとサングラス!?琥珀色の瞳と新しい短髪はお預けか〜…かっっっこよ!!この人顔これだけ隠れててもこんなにかっこいいの!?何で!?え〜??

あ!?嘘だろ!!前にめちゃくちゃでかい男いる!!座ってたから見えなかった…ってうぎゃーーーっっっ!!!めっちゃ雨降ってきた、やばいやばいやばい!!!帰りあるから凌がなきゃ…あっ、リュック水没してるわ。スカパラの晴力続かず、ポンチョも隙間から雨の降り込みが酷くて途中もう脱ぎました。

あー、せっかくミルさんのツイート見て準備したのになんで洗濯バサミ忘れるかな。洗濯バサミ、絶対いるよみんな。覚えといて。帽子とレインコートのフードを洗濯バサミで止めとくと、フードがずれない。タオルを首に巻いて洗濯バサミで止めとくと、タオルを落とさない。すぐ取り出せるようにしときたい小物を洗濯バサミで鞄に挟んどくと、すぐ取り出せる。洗濯バサミの可能性は無限大。もう販売してくれ。

そしていきなりまた晴れ渡る空。日で照らし、雨を当て、また日を照らし、雨を降らし…ねぇ、蒸し焼きにしようとしてるでしょ。もはや着ればいいのか脱げばいいのかわからんわ。

ねえ、お前さっきまでそこにいた?いなかったよね。何で前に無理矢理割り込んできた?お前で何も見えねーよ。長崎から来てんだぞ。

そして、リハかなんかかギターの音が鳴る。晴一さん来た!?と悲鳴を上げると、大男たちの間から弾いてる人が見える。ハット被ってない、違う。しょんぼり肩を落とすが、そこそこ盛り上がる。そして、約束の時間。空はいつの間にか、雨を落としきって晴れていた。

親の顔より見た、夢にまで見た、ずっとずっと会いたかった姿が、視界の端に映る。この時点で、前にいたギャルが心配するくらい泣いていた私。晴一さんだ。晴一さんがいる。最後に見たのは、武道館で望遠鏡越しだった。今は望遠鏡が無くてもハッキリ見える。そこにいる。

一曲目はMアワ。どしょっぱなで一つにまとめる気だな?いいぞいいぞ、纏まってやろうとも。一瞬で一つになる会場に、ポファンの行儀良さとまとまりの良さを感じた。さすが!

晴一さん、会いに来たよ。長崎から1人で来たよ。ずっと会いたかったの。晴一さんがギター弾いてるとこ見たかったの。お喋りして、ゆったりしてる晴一さんのことも好きだけど、ヴァグラントで新しい才能を見せてくれる姿も好きだけど、体の一部と化したギターを弾いて、私たちと昭仁さんの歌を全部一つの「音」にしてしまう、この空間に会いに来たの。

私の心は晴一さんにしか震えない。スカパラ、よかったなぁ。サウシー、素敵だった。でも私は、私は…

曲が終わり、サウダージが始まる。きました!!おい!!新規、これでも食らえっ!!
サウダーーーージッッッ!!!!ちなみに私は13年前、テレビ越しに食らって気づいたら今になってた。あの日から、冷めない夢を見続けている。みんなは、いつから?

サングラスをしてて、視線は見えない。でも、その目にはきっと私たちがいる。MCでは喋らず、ただただギターを弾き続ける。でも、そのギターは雄弁に語る。

心が震える。蜃気楼でも暑さで見た幻でもなくそこにいるのは、私の人生『そのもの』だった。この人を愛して、信じて、憧れて、生きてる自分の姿が、俯瞰で見えたような気がした。それこそきっと、暑さで見た幻だったけど。

サウダージを喰らわせた後は、ギフトのイントロが流れ始める。神様が僕にくれたギフトはきっと、この時間だと思う。

この曲、あんまり最初好きじゃなかった。というのも、初めて聴いた時は若過ぎて自分にはいろんな才能があって、何にでもなれるんだと思い込んでたから。自分のギフトは派手でデカくて凄いって、信じて疑わなかったから。今この手にあるギフトは、そんなに大きくない。けどあの頃より、愛せてる自信がある。そうだよな、ガッツリ噛み付かなきゃ、わかんないよな。

ロッキンジャカン!ね。はい。歌は本当安定してて心地よく聞けるけど、喋りは噛まないかヒヤヒヤしちゃう。噛んだね。可愛いね。安定の「俺には関係ない」という様子の晴一さん。

アビの導入に入るMCが入る。アビを歌うことは、最初からわかってた。ここで歌わずいつ歌う。そうだよな。最高の日だよな。

黒テレはこんなに澄んだ音を出せるのか。ギャイギャイした音のイメージしか無かった。会場に、イントロが響き渡る。心地よい。この瞬間だけ爽やかな風が吹いていた。聞いたことのない、アビの声が聞こえた気がした。僕たちには、世界を変える力は無いかもしれない。そもそも、情勢の難しいことはわからない。けど、きっと半径1メートルを変える力はあると思う。少なくとも、この会場にいる僕たちは今誰も争いを望んでない。

音楽だって、きっと世界を変えられる。

アビが終わると、ギターを持ち帰る晴一さんが見えた。アゲハ蝶だな。しんみりとした会場をここでもう一度纏めて、ぶち上げに持っていくな?まとまりましょうとも。何度でも

この曲、お姉ちゃんが前一緒に聴いた時めちゃくちゃびっくりしてたことがある。そうそう、ここ。「荒野に咲いた〜」からの「ラララ」の転調。これさ、何のリハも練習もしてないファンが当たり前に合わせて転調するの、本当に凄すぎるって言ってた。こんなのに対応できるファン見たことないって。そもそも転調歌わせるアーティスト初めて見たって。みなさん、これがポルノグラフィティとそのファンですよ。どこかおかしい我々の、仲間になりましょう。そもそも「練習してきた?」ってくらいの揃ってるクラップがすごいよね。あのさ、他のアーティストのライブだとスタッフさんとかと開演前に事前に練習するのよこれ。練習無しで当たり前に揃わせちゃうの、ファン過ぎるよね。

一つになった状態で響き渡る、ベースのイントロ。メリッサだ。今日はクラップじゃなくて「っおい!っおい!っおい!」なのね、OK!

ここで初めて周囲を見回して驚愕する。え!?めちゃくちゃ人いる!!始まった時こんなにいなかったよね!?私めちゃくちゃいい場所とってるやん!!暑い中頑張って1人で来てよかったぁ(;ω;`)本当に会場の遥か彼方までいたし、スタジアムの通路からも人が見てた。ポルノ、やっぱすげえわ。

そしてラスト、ハネウマ。タオルを上げた瞬間、後ろにいた人にタオルを掴み落とされる。当たったかな、と思い一礼して広いまたタオルを掲げる。何も気にならなかった。俺の目には晴一さんしか映ってなかった。

晴一さん、晴一さん、俺また会いに来るからね。ラブシャもヴァグも行くからね。ああ、終わらないで。この瞬間が永遠に続いて。晴一さん、かっこいい。世界で1番かっこいい。
イケメンで、陽気で、舌ったらずで、声可愛いくて、スマートで、スマートじゃなくて、雨男で、負けず嫌いで、ちょっとエッチで、可愛くて、夢を夢で終わらせない、諦めない、強くて弱くて繊細で、知的でよく笑う、僕の大好きな大好きな、永遠の王子様。

永遠はない。でも一生はある。
僕は晴一さんを一生好きでいる。
宝物みたいな時間をありがとう。
ポルノグラフィティありがとう。
この世に存在してくれてありがとう
歌ってくれてありがとう
歌を作ってくれてありがとう
サポートしてくれてありがとう
ポルノを好きになってくれてありがとう
ポルノグラフィティになってくれてありがとう
この時代に産んでくれてありがとう
私に産んでくれてありがとう

私でよかった
ポルノグラフィティでよかった

ライブが終わる。また明日から自分の現実へ戻る。来るなら来い、俺には『永遠に』消えないお守りがある。

帰りの駅のホーム、Aさんに貰った塩サイダーキャンディを食べながら爽やかな風を感じていた。

晴れたね

楽しかったなぁ。ミルさん、フェス対策グッズ共有してくれて本当にありがとうございました。安全に過ごし、無事お家に帰れます。奈々さん、五浦ハム実は奈々さんのおすすめだったから食べたんですけどめちゃくちゃ美味しかったです。本当は2本食いたかったです。つきちゃんといわながに会えたのも楽しかったなぁ、次いつ遊ぼうかなぁ。

点と線を繋いで、世界が広がる。去年の私じゃ考えられなかったな。本当、いい時代だわ。

胸が熱くなる。心が燃えてるのがわかる。ガソリンは満タン。明日からもエンジン全開で進め、私!

ポルノグラフィティと、ポルノグラフィティを通して得た出会いを握りしめて、走り出せっ!!

以上、レポでした。次はラブシャだぁ、イベント目白押し♡

(追記)風邪引きました。死んだ婆ちゃんが見えます。

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