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富士桜の湯 ドーミーインEXPRESS富士山御殿場で湯治

新春。長らく企画を温めてきたドーミーインでの湯治を決行することにした。実は年末年始どうにも体の調子が悪く困っていた。本来なら東北の温泉に行く予定だったんだが、万が一のことがあるといけないので、急遽キャンセル。新幹線のキャンセルフィーはかかったが、ギリギリ宿のキャンセル代はかからなかった。

一応医者にも行ったが緊急性はなさそう。単純に疲れかな(歳かな?)という気もしている。あちこち出掛けて重い荷物背負って歩き回るからね。なのでしばらく様子を見る。

とはいえせっかくのお正月休みにどこにも行かないのもなんなのでちょっと探したところ富士山の麓、御殿場にあるドーミーインにちょっと安い連泊コースがあった。ここは一応カテゴリーとしてはビジネスホテルなので正月とかむしろ空くのかな。そこに申し込んだ。ここで寝正月だ。

ドーミーインってルームウェアでウロウロできることから、勝手ながらなんだか健康ランドっぽいイメージもあり、私の中では泊まれる健康ランドの位置付けであった。とすればここで数日過ごして、湯治に励んでも良いわけで、酸ヶ湯温泉みたいなことをしてみようかと。

ドーミーさんも「湯治パックプラン」みたいなの作ってもいいんじゃないかな。夕食は薬膳のお弁当とか。もう企画してるかも。

ということでやってきました御殿場駅。初めて来た。ここまでの電車(JR)は1時間に2本しかないのね。

14時前。腹減ったので少し遅めの昼食。富士山がひょっこりはんする商店街も珍しい。地鶏中心の居酒屋のランチメニューの鶏ラーメンが目に付いた。でも入店して店のメニュー(タブレットだったけど)に見当たらない…。

しゃーないチキン南蛮定食にするか。

これが普段の唐揚げのつもりで咥えたらジェントリ〜ソフト! こんな柔らかいの初めて。宮崎地鶏って食べごたえがあるといえば聞こえがいいが固いイメージがあったので大きく裏切られた。どうやってんだろ。一回煮てるのかな。

もろキュウが定食に付くのも珍しい。

そして味噌汁に口をつけたら水…の様に冷たいのはビックリした。よそう時に気付かないかな。代えてもらえばよかったまあいいか。

満腹満腹。御殿場駅からバスに乗る手もあるのだが歩いてみる。グーグル先生によれば30分。ほぼその通りだった。途中閉店してる飲食店もあったな。コロナの傷跡だろうか。ただ、飲食店ってもともと潰れやすいんだよね。

到着。今回は二泊する。

🗻🌸

あらお隣にこんなのがあるんだ。明日でも行ってみようか。

ドーミーさんに入館。フリードリンクのお出迎え。

レジデンシャルルームってのもあるのね(30泊からみたい)。「住むホテル」を標榜するだけのことはある。そこの住人用に郵便受けがあった。

後から気付いた。クラブラウンジががが。公式サイトから予約すればよかったたた。

お部屋拝見

鉄の掟非常用
今日は洋梨だった
ボケちゃった

お部屋はいつも通り。でもWi-Fiがちょっと遅いかもしれない。最初自動に繋がったのはいいけれどちょっと遅いのでなんだろうなぁと確認したら野乃の方で繋がっていた。そういうこともあるんだね。でドーミーインのほうに繋げ直してみたら多少マシになった。でもその後はまだちょっと遅いかな。

遮光性カーテン

ホテルのカーテンって意外に薄くて朝日が入りゆっくり寝たいのに眩しくて目が覚めてしまうことが少なくない。ところがここのは完璧な遮光性で、朝になってもまったく光が入ってこない。夜中にふと目が覚めた時なにも見えずちょっとパニクったくらい。

フリースペース

ここのマンガって部屋に持って行ってもいいのね(ちゃんと返せよ)

そういえばマッサージチェアはなかった。

足湯

階段登った最上階

富士山を見ながら浸かれる自慢の足湯。眺めはすごいが狭い(4人定員)なのでなかなか座れない…。

カードキーがないと外に行けない
タオルとかの用意はある
バックライトで神々しい

昼間はひとがいたので夜に改めて訪問。

誰もいなくてラッキー♫と思ったらホテルの人に「すいません21時で終了なんです~」。あらら。

夕食(1日目)

ドーミーインは普通夕食がない。今日お昼はフルで定食食べたし、あの夜鳴きそばだけで済ましてもいいんだが、おかげさまで体重も落ちているので栄養と思って三食食べることにする。これも湯治の醍醐味だ。

近くのコンビニ(ファミマ)まで歩いて弁当など仕入れる。私はあまりコンビニ食というものを実はそんなに食べない。自分で作っちゃうからね。

だからたまにそういうものを利用するのはとても新鮮で結構新しい発見があったりして面白い。味も悪くないし、値段もそんなに掛からない(けど好き勝手に選んでいくとそこそこ掛かるのね…)。一人暮らしの若者とかがコンビニで全部済ませる気持ちもとてもよくわかる。

大浴場

男湯はけっこう遠い

1階に大浴場のあるドーミーは初めてかな。たいがい見晴らしの良い最上階にあるが。そこは足湯にしたみたいだ。ほとんどクセのない泉質。入ってるとお肌がツルツルしてくる感じはある。露天は沸かし湯じゃないかな。残念ながら露天から富士山は見えない。

サウナのセルフロウリュ? いい香り。

いつもの夜鳴きそば

少し出遅れたらかなり並んでた。プラ容器。

この日はしぶんぎ座流星群極大日の翌日。まだ飛ぶかなと数分粘ったが見れず。

朝食(1日目)

昨日の夜鳴きそばの行列を見たら激混みするんじゃないかと思ったが、終始空いていた。早めに行ったけど、そんな必要なかったね。

窓から富士山が見えるカウンター。なんという贅沢か電線柱邪魔だけど
豆腐が濃かった。箸で持ってもまったく崩れない!

サンドイッチがあるのを初めて見た。他のホテルでもクラブフロアの軽食以外では見たことない。ということで今日はご飯でなくパンにした。

このパンはバルミューダのオーブントースターを初めて使ってみた。めんどくさいから水は入れなかった。

他にはなんとかそばがあっておいしそうだったけど、そばのイメージ写真を見たらでっかいしいたけがのっていたので即座に退散した。

秩父宮記念公園

さて中日の今日はどうしようか。大浴場は10時から15時まで清掃で入れない。清掃なしのプランなので、掃除の間に部屋を開ける必要はないんだが。

有名な御殿場プレミアム・アウトレット行くのもいいけど一日じゃ回れないとか。また疲れそう…。

なかなか厳しいチェック

ということでまずはこちらに。お隣にこんなものがあるとはね。歴史を感じて興味深かった。

すご。いちおう人んちの敷地内だもんね

防空壕

防空壕がある。このあたりはむしろ疎開先のような気もするけどやっぱり必要だったんだろうか。

中に入れるんだ
なんかアートスペースみたいに見えた(不謹慎?)

当時のお住い、今は資料館みたいになってるところに入ってみる。

「薨去」?? こんな字初めて見たよ。

デジタル大辞泉によると
こうきょ【薨去】皇族または三位以上の貴人の死去すること。

薨逝(こうせい)という言葉もあるみたい。

なに抱えていらっしゃるのか?(最初バクダンかと思ったよ💣) SHMOO ?? ググってみるといちおう出てきた。バーバパパみたいな形態だけど食べられるとかなんとか説明があった。アンパンマンの原型?

公園の受付はお土産屋さんにもなっていて、地元の名物があれこれ置かれていた。とりあえずこんなものを購入。国産紅茶。

濃いめに出てミルクティーに良さそう。酸味が強かった気も

とらや工房

次に向かったのは工場と隣接していて出来立ての和菓子がいただけるとらや直営店。20分くらい歩いたか。御殿場は山の麓で寒いイメージがあったが終始暖かかった。ただ風が強くて歩きにくい。帽子も飛ばされそうになった。

お店は予想と違いファーストフードの様にカウンターで注文してフリースペースの席に持っていくスタイル。やはり人気店のようで長蛇の列。これが異常に待たされる。遅々として進まない。注文を聞いて用意する人が一人しかいないためだな。

支払いは現金かクレジットカード。せめてSuicaくらい使えるようにしてくれたらスピードアップに繋がるのではないか。

赤飯大福と煎茶のセット

東山旧岸邸

特に写真は撮らなかったが、そばに岸信介さん(安倍晋三さんのおじいさん)が晩年を過ごされたお宅だった記念館があった。寄るつもりはなかったがとらやの列があまりに動かないので途中抜け出して入ってみた(戻ってきたらだいぶ空いていたので正解だった)。

ただここにもなぜかとらや(お土産販売だけで飲食はできないと思う)が入っている。はて?岸家と関係あったのかな。岸さんがとらやの羊羹好きだから自宅に出張所を作らせた?んなアホなw。

それはともかくなんか買っていこうかと思ったが駅までの途中にとらやがあったのでそこで買うことにする。

梅がもう咲いてた

夕食(2日目)

2日目夕食のコンビニ飯はミニストップで仕入れた。肉が食いたくなったので、カルビ丼。そして冷凍の明太ポテトがおいしそうで試してみた。ポテサラも好きなので、写ってないが和風ポテサラもついでに。芋ばっかになっちゃった。

コンビニのお惣菜って地場の中小企業が請け負ってるような気がするので、昨日のファミマと結局同じところが作ってるんじゃないのかな?という気もちょっとした。

富士見足湯

翌朝7:19の写真

やっと足湯に入れた。朝日を浴びる姿も撮れた。

とそこに

気球!? 誰か乗ってんのかな。アドバルーンではないだろう。観測用?にしては派手ね🎈

てなことであくせく景色を撮っていたら、足湯のまわりに足元の不安そうなお年を召した奥さまがいらしてウロウロしているのが目に入った。白髪で小柄で細身、足湯の段差にそばの柱に捕まって登り降りにご苦労されていた。

大丈夫かな手を貸そうかなとか付かず離れず見守っていたら「あの、私の(富士山)写真も撮って頂けるかしら」とらくらくホンっぽいスマホを差し出された。

そう来るとは思わなかった。は、はあいいっすよ、とガラスの柵が入らないように背伸びして富士山を撮り、どうせなら彼女と富士のツーショットも収めるのがいいのかなと促すと富士山の方ばかり向いている。距離を取ろうと下がるとまたついてくる。

「いやあの、こっち顔向けないといっしょに写りませんよww」
「いえ私はいいんですよ」

と仰るので素直に富士だけにした。撮った写真を確認すると「まあきれい!」と満足そうに顔をほころばせて喜んでおられたが。ご家族といっしょとかなら記念写真撮ったのかな。

二日目の朝食


小鉢ちょっと変わるのね。わさび漬けおいしい。
七草粥が用意されていた。7種類も草がなかったような…。まあちゃんとぜんぶ入れる方が珍しいか。

ポークシチュー

♨♨♨

11:00チェックアウトなので最後にもう一度温泉に。朝湯サービスのヤクルトもどき初めて飲んだかも。クロレラ飲料と書いてあった。

帰りも駅まで歩いた。予定通りとらやで買い物。羊羹とあんペースト。

やらと

総評

チェックアウトの時に気付いた。そっか、レンタサイクル借りればよかった。入り口に置いてあるのだ。アウトレットまで10分くらいで行けたな。来た時から自転車があるのには気付いてたけどその発想がまったく浮かばなかった。

ここは結構空いてるし、眺めもいいし、これからお正月とかここで過ごそうかな。高速バスで会社帰りに直接御殿場インターまで行ってもいいな。

🌸🌸🌸

にしてもなにもしない湯治をするつもりで来たのに結局あちこちうろつき周り写真も山ほど撮って詳細?レポートも書き、人助け👵までしている。この貧乏性なんとかならないだろうか。

でも体調はだいぶ戻ってきた。体重も戻ってきたこれは困る。


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