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昭和の鬼母の優しい言葉が沁みた…

トムとジェリーの「仲良くケンカしな」じゃないけど、親子三代でいると姦しく、過度に言いたい放題になる。認知力は少し怪しいものの、兎角、考えが、厳格で厳しい昭和の母には普段子と孫で反撃しがち。歯に衣着せず全裸状態な会話も、夫がいると皆少し社会性を取り戻すので夫は貴重な存在だ。

ところが私が4月に入り、半月ほど理由もなく気が抜けて何もやる気がしなくなって家事も滞りがちになったとき、「おばあちゃん、ごめん。どうにもやる気が出ない。」と言ったら、「ふつうは何かがやりたくなるやろ。何もやりたくないというのは、調子が悪いんやろ。」と言ったのだ。

今と違って、昭和の「ほめられない」、「できてないと怒られる」文化に育ってきたので、母の優しい言葉は格別に心に沁みた。おかげさまで、その数日後にはすっかり元気になり、遅れてたことを取り戻し、今はもうすぐ平常運転に戻れそう、というところだ。お母さん、ありがとう。

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