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小さな勝利を手に入れる生活をします

セーラー万年筆のカートリッジもあったので、先日のパイロットのデスクペンに続き、セーラーの日常用の万年筆も買った。持ってでかけることも考えて、デザインを選ぼうと思って調べ、この万年筆のサインペン的存在というか、セーラーのジョッターみたいなデザインのものと、もうちょっとお値段が張ってレトロでサイケな感じのデザインのもので迷った。そうしたら、注記をよく見ると、「古いインクを使ったためにおこる不具合は保証しません」というようなことが書いてあり、「えっ、40年近く経ってるかも知れないインクを使うのに?万年筆じゃなかったのか?」と、一気にチープシック最高モードになった。

そもそもセーラーのカートリッジが1ケースあるのは、子どもの頃、セーラーのBirdieという青いボディのかわいい万年筆を使っていたから…と思っていたが、念のため調べてみたらBirdieはパイロットだった。全く私の記憶はいい加減だ。では、セーラーのカートリッジは何に使っていたのだろう???

初めて書く言葉を何にしようと考えて、思い浮かんだのが、「小さな勝利を手に入れる生活をします」。最近は本当にたるんだ生活をしていて…。
たるんでいない人はたるんだ人間を、「それでいいと思っている」と思うに違いないが、意外と本人には理想があって、「あれが出来ていない」「これが出来ていない」と小さな敗北を感じたり、もしくは感じないように意識しているのである。

一方で、日常の小さなことがうまく出来たときは小さな勝利を感じることが出来る。余裕でごみを出すことが出来た。ごはんがいい時間に出来ている。魚を料理した、など。最近、早すぎる時間に寝落ちして、母に深夜2時や3時に起こされる日も多い。何からやろうか…と思った。とりあえず、小さな勝利を得るために、掃除、洗濯、洗い物をやり、トイレの床を丁寧めに拭き、もう使わないクッションをまとめ、可燃ごみと一緒に出した。シュレッダーのカスも捨てた。

そして、娘に、「小さな勝利を感じる生活をしようと思って、やってみた。」と言ってみたら、すぐ通じた。小さい頃は1から12まで説明しないとわかってくれないと思ったが、「そんな、毎日一緒に暮らしているんだからサー、同じこと考えてるよ。」と言われた。随分価値観共有が出来ているようだ。

小さな勝利を感じるようなことはいくつかやったが、実は現実逃避だったのかも知れない。今本当は原稿の締切前なのだ。とてもすぐ出来ないような原稿を数件完成させなければならない。大きな締切前で作業に没頭している時は、小さな敗北がより鋭敏に突き刺さるが、そもそも大きな締切を早くやっつかなければならないことを忘れてはならない。

…これから取りかかろう。

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