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記事一覧
【DIGDAGMUSIC+】音楽掘削作業と雑感 (7)Kiss & Love Sidaction Les 20 Ans
フランスでエイズ撲滅活動を行っている団体 Sidaction(シダクション)の発足二十周年にあたる今年、90年代フランスの人気歌手で現在も作曲家・プロデューサーとして活躍する Pascal Obispo(パスカル・オビスポ)が Sidaction のために新曲 Kiss&Love を書いた。
俳優・コメディアン・歌手など約120人の著名人が参加したこの曲のビデオクリップでは、Tal 、Vit
【DIGDAGMUSIC+】音楽掘削作業と雑感 (6)Aris San - Boom Pam
ギリシアに生まれイスラエルへ移住して歌手として大成功、ヤッファの夜の帝王と呼ばれるようになった Aris San はニューヨークへ移ってセレブに大人気のクラブ Sirocco のオーナーとなった。しかし、クラブにヤクの売人が出入りするようになり、それに関与したとして2年間ブタ箱に入るはめに。出所すると借金まみれだったためニューヨークから脱出、ハンガリーで撲殺されて謎の死を遂げた。
そんな彼
【DIGDAGMUSIC+】音楽掘削作業と雑感 (5) INNA - Take Me Higher
ここ一週間ほど、海外のネットラジオを徘徊していると INNA の新曲 Take Me Higher を本当によく耳にする。
INNA のファンクラブのフェイスブックによれば、今年の8月25日にリリースされたばかりとのこと。
ルーマニアのダンス・ミュージックのヒットメーカー PLAY&WIN のプロデュースにより Hot で2009年にデビュー、出身国ルーマニアにとどまらずヨーロッパ各国
【DIGDAGMUSIC+】音楽掘削作業と雑感 (4)Bénabar - Gilles César
ZackではなくZak、SarahではなくSara。普通と少し違う綴りを持った少年と少女が主人公の Zak and Sara は Ben Folds のヒット曲である。
ベン本人の解説によれば「この曲は、ある高校生カップルのポートレートになってるんだ。サラがアンプの上に座って、ザックという彼氏がギターを弾いてるのを見つめている光景。彼女は彼の演奏をちゃんと観ているように見えるんだけど、実際の
【DIGDAGMUSIC+】音楽掘削作業と雑感 (3)Edelweiss - Bring Me Edelweiss
映画『サウンド・オブ・ミュージック』を何度か鑑賞しているが、先日、トラップ大佐が祖国オーストリアへの愛を込め『エーデルワイス』を歌うシーンを観ていて、ふと思い出したのだ。
諸君。我々は1980年代のこの妙なヒット曲のことをどうやらすっかり忘れてはいまいか。
ABBAのSOSとIndeepのLast Night a DJ Saved My Lifeのメロディーにヨーデルなどを加えてリミック
【DIGDAGMUSIC+】音楽掘削作業と雑感 (2)Magic System - Magic In The Air
フランスの音楽シーンを掘削していると、日本ではあまり耳にしないアフリカンなジャンルやミュージシャンに出くわす。かつてのフランスがアフリカ大陸で植民地化を進めた遺産みたいなものだろう。
その一つがZouglou(ズーグルー)と呼ばれる、zouk・Ragga・Socaなど様々な要素を取り入れたダンスミュージック。1990年代半ばコートジボワールのアビジャン大学の学生らが始めたと言われている。
【DIGDAGMUSIC+】音楽掘削作業と雑感 (1)Eddy Miath-Tonbé Damou
カリブ海に浮かぶアンティル諸島出身のズーク歌手Eddy Miath。おそらく日本での知名度は限りなくゼロに近い。
ズーク誕生の地であるアンティル諸島はフランス領だが、もしかしたらフランス語圏でも知名度がないのかもしれない。だってフランス語で検索してもあまり情報がないんだもの。
Rythmo Discというレーベルから1988年にリリースされたアナログ盤のタイトルチューン『Tonbé d