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松本紹圭の方丈庵

このnoteマガジンは、僧侶 松本紹圭が開くお寺のような場所。私たちはいかにしてよりよき祖先になれるか。ここ方丈庵をベースキャンプに、ひじり仲間と対話と巡礼の旅に出ませんか? … もっと読む
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#ウェルビーイング

方丈記2020(October)・新月

「方丈記」は松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。(今回は少し遅れました... ^^;) ※ 本記事の有料エリアに、10/31(土)「方丈庵ゲストトークLive w/大岩根 尚さん」のZoom URLを記載しています。 164 大岩根 尚さんと、地球の声を聴く次回トークLiveのゲストは、先日、Zen2.0のセッションで初めてご一緒させていただいた、大岩根 尚さん。 1982年、宮崎の生まれ。大学・大学院にて地質学・海洋地質学を

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ひじりのリズム

掃除巡礼リズムを11月からスタートする。場所は、オンライン。このnoteでも何度か紹介した、藤代健介さん率いるnestoというスタートアップが提供するオンライン・プラットフォームで、松本紹圭がホスト役となって開く。9月にnestoのPoC(Proof of Concept、つまり実証実験)として毎週日曜の朝7:00〜7:30に開いたこのリズムが、11月からいよいよ正式なサービスとして提供されることになる。掃除巡礼リズムは、nestoの「時間同期・空間非同期」の考え方に基づいて

Post-Religion Talk vol.3 w/ 皆川久美子「まだ見ぬ自分と出会い直す視点」

マガジンを購入すると全編(37:03)を視聴することができます。

方丈記2020(September)・新月

「方丈記」は松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。 ※ 本記事の有料エリアに、10/2(金)「方丈庵ゲストトークLive w/皆川久美子さん」のZoom URLを記載しています。 162 「繊細さん・敏感さん」はいませんか? HSP・HSCっていう言葉、聞いたことはありますか?Highly Sensitive Person/Child(繊細さん・敏感さん)の頭文字です。 皆川公美子さんは、ご自身の子育て経験を通してHSCの存在を知

共時性

「朝のオンラインTANDEN瞑想会」が良い。 AM6:00〜6:30の30分間、6月25日にスタートしてから毎朝続けられている。Youtubeにせよ、小出遥子さんの有言実行の継続力にはいつも感心する。 早起きが苦手な僕はまだ数えるほどしか参加したことはないが、早起き習慣づくりのためにも、ここ2日ほど続けて参加してみた。30〜40名の参加者と同じ時間を共にする朝の瞑想は、オンラインながら仲間感があって、なかなかいい。「みんなが起きているから、自分も起きよう」と思えるので、早

方丈記2020(September)・満月

「方丈記」は松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。 161 エンパシーからコンパッションへテンプルモーニングラジオの公開収録として「方丈庵ゲストトーク」を行いました。 コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子さんをお迎えして、Post-religionと孤独について、たっぷりお話をさせていただきました。この企画は、基本的に僕のお坊さん「以外」のお友達と気楽にしゃべるのが趣旨なので、近況交換のおしゃべりから始まって、だんだんと温ま

Post-Religion Talk vol.2 w/ 岡本純子「エンパシーからコンパッションへ」

マガジンを購入すると全編(44:06)を視聴することができます。

方丈記2020(August)・新月

毎月お届けしてきた「方丈記」は、方丈庵マガジン購読者と「未来の住職塾」塾生向けにクローズドなつぶやきをシェアするコーナーでした。 7月からは松本紹圭が近況をお知らせするポストとして、幅広い方に読んでいただけるようにしました。毎月、満月の頃と新月の頃に更新します。 ※ 本記事の有料エリアに、9/2(水)「方丈庵ゲストトークLive w/岡本純子さん」のZoom URLを記載しています。スポット参加される方は、この記事をご購入ください。 160 孤独に効く私の友人、コミュニケ

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Post-Religion Talk vol.1 w/ 小木戸利光「理性と感性のバランスをとること」

マガジンを購入すると全編(48:27)を視聴することができます。

インハウス・テンプル

最初のMonk-manager、セイガクが渡米コロナウィルスの蔓延により、ニューヨークで非常事態宣言が出されたみたい。そんな中、古くからの友人である禅僧、星覚(セイガク)がベルリンからアメリカ東海岸へと向かってる。Monk-managerの実験のために。 ちょうど一ヶ月くらい前のnote記事「僧侶派遣、始めます。」にも書いたけど、アメリカの弁護士の友人Yawからの「うちの事務所に、お坊さんに滞在してほしい」というリクエストに応じて、海外経験も豊富で禅僧としても尊敬する、ベル

一周回って「生活」を

檀家のお寺離れ?メディアの取材で「檀家のお寺離れが進んでいるようですが」と投げかけられることがあるけど、そんなときはだいたい「いえ、檀家のお寺離れ以前に、人口減少と過疎化の結果です」と答える。 確かに、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、なんていうところまで菩提寺に対して心底うんざりしている人ならば、「うちは檀家を抜けます」っていう突っ込んだアクションを取ることもあるかもしれない。でも現実のところ、ほとんどの檀家にとって菩提寺と関わる機会なんか、墓参りや法事や葬儀などたまにしかない。

仏教とウェルビーイング

ウェルビーイング(well-being, wellbeing)という言葉を見かけることが増えました。自分でもよく口にするからかもしれませんが。 でも、適当な日本語訳が見つからず、みんな困っているようです。 「幸福」「福祉」「福利」「安寧」・・・近そうだけど、いずれもウェルビーイングの一側面しか表していません。 そんな中、ウェルビーイングの本来的な意味を含み超える言葉(漢字二文字)を、仏教語からご紹介します! これで、ウェルビーイングの適切な日本語訳が見つからないという長年の問

ジェフリー・マーティン「FINDERS」を巡って

トランステック研究会 in 鎌倉 w/ジェフリー・マーティントランステック研究会に参加してきました。 鎌倉駅からバスで15分。バスに乗った時点で、この人たち、同じ研究会の参加者だなとわかったので(FBで参加者の写真とかも見てたし)、声をかけて、一緒についていきました。鎌倉山の一軒家が、その会場でした。 メインは、トランステック(Transformative Technology)を北米から盛り上げているジェフリー・マーティンの来日に合わせて、彼を囲んでの議論でした。ちょう

デジタル・ウェルビーイングの先にある仏教の不思議な未来

デジタル・ウェルビーイング〜「わたしたち」のウェルビーイング今回は、宗教を取り巻く注目すべき外部環境変化を押さえた上で、これからの宗教を考える上で大切な示唆を、私なりに読み解いてみます。 私はこれからの宗教の外部環境を考えるとき、3つの重要な変化があると思っています。 ・AIやバイオテクノロジーの進展とデジタル・ウェルビーイングの隆盛 ・サーキュラー・エコノミーやSDGsが象徴する地球規模の課題への取り組み ・Post-religious感覚の広がりを含む宗教観の変化