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松本紹圭の方丈庵

このnoteマガジンは、僧侶 松本紹圭が開くお寺のような場所。私たちはいかにしてよりよき祖先になれるか。ここ方丈庵をベースキャンプに、ひじり仲間と対話と巡礼の旅に出ませんか? … もっと読む
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2019年8月の記事一覧

ブロックチェーンがもたらす「宗教の民主化」

仮想通貨の新しい潮流は「ありがとう」ベースの社会貢献サトシナカモト氏(未だ正体不明)によって発明されたブロックチェーン技術を利用した仮想通貨(暗号通貨)の話題は誰しも良く知るところかと思います。一時期ブームは落ち着いたかのように見えましたが、最近また米中対立などからの経済不安により主流のビットコインを中心に動きが激しくなっているようです。JPモルガンやゴールドマンサックスなど世界的な金融企業が暗号通貨に参入していることからも、これからまた新たな波がやってくることが考えられます

お寺のシェアリングエコノミー

拡大するシェアリングエコノミー法人のAmazonではなく、本家本元、南米のアマゾンが話題です。アマゾンの森林は例年も火災が発生するのですが、今年は前年比80%増しの異常事態だとか。「地球環境に壊滅的な影響を及ぼす可能性」という記事もあり、温暖化の悪循環もいよいよここまで来たかと、背筋が凍りました。調べれば事態は複雑で、多分に人災の側面もあるようで、日本にいる私も決して無関係ではありません。 政治経済の世界には自国第一主義も広がっていますが、市民の意識を鎖国することはできませ

方丈庵 今週のことば (26 August 2019)

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方丈庵 今週のことば (19 August 2019)

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開かれたお寺から、閉じたお寺へ。築地本願寺の先にある「檀家2.0」とは?

写真はブータンにある「タクツァン僧院」。標高約3000mの断崖絶壁に「閉ざされた」このお寺へは麓から歩いて往復6時間かかりますが、一昨年私が参拝したときにも世界中からたくさんの参拝客が訪れていました。先月書いた『築地本願寺に響く「檀家制度終了」の鐘』というnote記事にかなり反響をいただいたので、このnoteでは、そこから先にある「檀家2.0」や「閉じたお寺」のことを考えてみます。 「檀家」から「檀家2.0」へ先月のnoteで築地本願寺が「檀家制」から「クラブ会員制」に移行

お寺コワーキングの先にある、観光の終焉と巡礼の始まり。

同じものに違った角度から光を当てる「方便力」先日、宣伝会議というメディアでインタビューを取り上げていただきました。 インタビューの際に「お寺の変革者ですね」と言われたんですが、私はそんなつもりはありません。私はお寺の強みは「継続性」であり「関係性」だと思いますので、とにかく積み重ねることが大事です。何か全く新しいことに取り組むとか、物量戦で勝負するとかは、あまりお寺には向いてません。先人たちの厳しい歴史的検証に耐え抜いて今まで受け継がれてきた大切なものを、できるだけ形を変え

方丈庵 今週のことば (12 August 2019)

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方丈庵 僧堂 (August 2019)

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方丈庵 今週のことば (5 August 2019)

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方丈庵 今月の日誌 (August 2019)

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方丈庵 今月のコラム (August 2019)

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