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ご法話を聞く @山中不動院 高野山真言宗寶宮寺にて①「空海散歩」

縁あり、岐阜の山中不動院(高野山真言宗寶宮寺)にて、ご住職 近藤堯寛大僧正のご法話を聞きました。

近藤堯寛大僧正はたくさんの本を出されていますが、長年携わっていらっしゃるものに「空海名言法話全集 空海散歩」があります。

こちらは今年、9巻が出版され、来年の弘法大師生誕1250年に当たる2023年に10巻で完了するそうです。

法話の中で、私が特に聞き入ったのがこの「空海散歩」の発案から、出版までのお話。

やはり、大事をなす方は、一歩一歩をしっかり踏み締めて歩んで来られているんだと改めて思うお話でした。

この本のシリーズを作るにあたって、その前に「空海名言辞典」という辞典を監修されています。

こちらもかつてなく、初めてなされた偉業と言ってもいいのではないかと思うのですが、今までに空海の名言辞典というものはなかったそうですから。


ご本人があったらいいなあと常々思っていたことから端を発し、高野山のお膝元にて紆余曲折を経て編纂されたものだそうです。

空海という非凡な人物がどれほどの書物を書き残しているか、
歴史が好きな一般人の私でも「膨大」であるとはなんとなく察することができますから、その辞典を作るということの大変さは想像に難くないです、、、

これは辞典ですから、名言については簡単な記載しかないため(入手困難なため、実際に読んでいませんが)今度は、それぞれの名言に対して、法話があったらたくさんの方にわかりやすく伝わるのではと思いついてしまったそうです。(笑

思いついてしまったら、動くべきですね、本当に。この素直な行動力にも私は感銘を受けました。

そしてすごいのは、どれだけ時間がかかっても、やり遂げられていることです。もう、本当に尊敬です。

たくさんの方々を巻き込んで、10巻、2180話もの大作シリーズを仕上げるまでのお話(現時点では9巻まで、仕上がりは来年ですけど)は、私の中ではすごいインパクトでした。堯寛大僧正のお話は軽々と、淡々とされていましたが。

続きます〜。



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