読了「海峡に立つ 泥と血の我が半生」

(許永中・著。小学館・刊。2019/8/28発売)
2021/5/16(日)昼読了。いつでも書店の電子書籍にて。

許永中氏の視点から見た、同氏の人生を自身で綴った書籍。
面白かった。一気に読めた。分量が少ないわけではないが、展開や事件があまりに興味深く、それでいて周囲の人と絡みあいながら生きる一人の人の生き様がまざまざと描かれていて、かつ本人叙述であるので気持ちや考えも明快に記されて、物事の多面的な見方を実感、追体験できる。

4,5時間で読めるのではないだろうか。

許永中氏は、頭がきれる、事業家なんだと思う。貴重な人材のはず。
物事の筋道を立て、場の空気をつかみ、着実に仕上げる。
本人も、有罪判決以外の部分で「悪事」と自覚したこともあったようなので、全面的に賛同できるわけではないが、学ぶべきところも多いと思う。

日韓(韓日)はもちろん、様々な国と日本の間で、官だけでない国民同士の外交・交流・相互理解の重要性を、多くの人が痛感していることも、本書の中で何度となく記され、共感できた。

だいわ文庫とか読んでいた頃が懐かしい。
私にその器量など全く無いが、なれるものならフィクサーや黒幕として仕事をしてみたいものだとも思う。

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