ドラマ「夫の家庭を壊すまで」の主演が松本まりかさんじゃなきゃいけない理由
<ネタバレなしで書いています>
長年連れ添った夫が、実は別の家庭を持っていた!という衝撃のストーリーで話題のドラマ「夫の家庭を壊すまで」(原作・赤石真菜先生)
見逃し配信総再生数が、テレ東史上最速で1000万回を突破したとのことで、その注目度が伺えますし、おそらく幅広い年齢層の視聴者が評価しているのだろうことが推測されます。
ただ一方で、このドラマ、大失敗する可能性も秘めていたのではないかと思うんです。
その理由は、松本まりかさん演じる如月みのりというキャラクターがまるで本音を言わないからです。
特に夫の前では「大丈夫」と言いながら本当は全然大丈夫じゃないし、「疑ってないよ」と言いながらめちゃくちゃ疑っているわけです。
いや、ドラマのセリフってそういうものでしょ?とお考えになる方もいらっしゃるかと思いますが、最近のドラマの傾向は「とにかくわかりやすく」なんですよね。
なぜそういう描写が通じなくなったかは記事をお読みいただくとして、そういった「言葉と裏腹な表現は通じない」という傾向があるなかで、裏腹なセリフばかりなのに、幅広い年齢層の視聴者から評価を得られたのは、松本さんの演技力以外にないと思います。
とにかく表情がわかりやすい。セリフでどう言っていようが、表情を見れば本当は何が言いたいのか分かる、なんて女優さんは他になかなか思いつきません。おそらくこの「夫の家庭を壊すまで」がご自身の代表作になるのではないか、と期待している次第です。
最新の第五話でまた衝撃の事実が暴露した「夫の家庭を壊すまで」。今後の展開にも期待です!
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