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妹が家を購入しました

妹が、家を買った。
私と妹は6歳の年の差があるんだけれど、その妹は去年、結婚・出産・一戸建て購入と、人生の一大イベントをぎゅっと詰め込んだような1年だった。
 35歳、いまだ独身の姉とは大違いである。
 ・・・それはまぁ、置いておいて。

 妹が一軒家を購入したのは去年だったけれど、実際引っ越すのは明日。
まだ生まれたばかりの子供がいるので引っ越しを手伝って欲しいという申し出に私は快くOKを出した。部屋の中を整理するとか、片付ける事が実は好きな私は内心わくわく。
 有給申請をし、準備もばっちり。なのに・・・最大の寒波が来ていますね。

 私が関西に引っ越してから、何かしらイベントごとのたびに天候・事故・その他もろもろでいつも何かしらハプニングが起きる。そんな私を知っている妹はそのたびに爆笑していた。これは今回も笑いを提供できるかもと、本日仕事終わりに妹に電話をかける。

私 「おつー」
妹 「おつー」
私 「明日行けるかな?雪舞ってるんだけど!笑」
 そう言った瞬間、妹の声があからさまにテンションが下がったような声色になる。
妹 「なんか、ごめんな。そんな無理やり引っ越しに付き合わせて」
私 「え?何事?私そんな事一言も言ってないけど」
妹 「そんなに嫌がってるのに申し訳ないなと思って・・・」
 私も少しカチンとくる。今更何!?私も妹の新居の引っ越し楽しみにしてるのに。すでに準備も万端なのに。
私 「一言も私そんな事言ってないじゃん!一体なんなの?」
妹 「・・・・今仕事終わり?」
私 「そうだけど」
妹 「最近どう?」
私 「最近は比較的平和だよ」
 それから、雰囲気は依然険悪のまま、でもその険悪で終わらないように普通の会話をしようとしているのが分かるような上っ面の会話をだらだらと続けた。
私 「最寄り駅ついた。あーやっぱJR遅延してるわ。雪けっこう降り出してるしなー」
妹 「え!?雪降ってるの!?」
私 「私言ったじゃん!笑」
妹 「雪降ってるって言った?」
私 「降ってるっていうか、雪「舞ってる」って言った」
妹 「あー!「舞ってる」ね!踊る方の「舞う」ね!」
私 「だからそう言ってるじゃん!」
妹 「雪「待ってる」って言われたのかと思った。そんなに引っ越し手伝い嫌なのかと(笑)」
私 「ああ!そういう事ね!」
妹 「電話切った後泣く所やった笑」

 日本語って難しい・・・。

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