コロナ禍における新しい団体ツアーの形とは・・・

コロナが流行り始めた頃。バスツアーでコロナウイルスにかかっていたお客様が乗車!というニュースを契機に。全てのツアーが次々に中止になった。

まぁこのとき私はエジプトにいたのだが、同僚の添乗員さん達はすごい光景を目にしていたと思う。あれだけ添乗員で溢れていた打ち合わせのデスク (いつもは200人位の席がほぼ埋まっていて狭い)がガラガラになっていた。

話を戻して、今回は、まず一番最初に再開されそうな日帰りバスツアーで起こりうる「密」とは何かを考え、どのような形が有り得るのか考えてみた。

1.バス移動における「密」

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https://www.bus-trip.jp/magazine/aboutbus/detailcharteredbus/6077   写真はバス観光マガジンさんから拝借しました。

観光バスって上記のようなイメージである。2×2が9列から12列とバス種類によって異なる。まあざっと満員で40人のお客様を連れて、添乗員はツアーを進めていたわけだ。

満員の場合、一人参加や三人グループの方は、隣に別のグループのお客様が入る。隣が家族や友達ならともかく、赤の他人がコロナだったらどうしよう。と若干でも思ってしまうのではないだろうか。

添乗員も恐らく、ツアー再開となった場合は、ツアー開始前にお客様一人一人に熱の有無や体調について伺うことになるが(この確認作業大変なんですよ。なかなか電話繋がらないし・・・)確実にコロナにかかっていないなんて、本人だってわからないかもしれない。

となると、ベーシックな妥協策としては、

①.2席を1人で使用する。

が最初に考えられる形だと思う。どのお客様も窓側の席に座ってもらえれば、少なくとも同列については1m以上の間が空く。前後はどうしようもないので、マスク着用は必須であろう。

この場合、ツアーに参加されるお客様の人数は単純に半分になるのだから、少なくともコロナウイルスのワクチンができるまでは、

激安日帰り・宿泊ツアーは当分作れないのではないかと考える。    (日帰りで5000円~、宿泊で10000円~)

となると、激安ツアー、単価の安いツアーを売りにしている旅行会社は苦境を強いられると考える。逆に高級ツアー(予め少人数で参加するツアー)は条件をクリアできるので、早いうちからツアーの再開が望めるのではないか。

②.タクシーを利用する

現地最寄り駅までは新幹線や航空機(こちらの密については旅行会社はJRさんや航空会社に従う形になると思う)で最寄の土地について、各グループタクシーで移動する形になる。当然タクシー代が上乗せされるため、ツアーは①以上に高くなる・・・

③.現地集合型のツアー

登山などのツアー等で実施されているが、各自現地に集合し、ツアーを始めると言うもの。登山や街歩きのツアーであれば、特にバスは使わないので、ツアーとしては、ツアー代金も変わらず催行が可能と考える。若干移動が必要な場合は、レンタルバイクなどで、健康志向も狙ったツアーも出来るかもしれない。

ということで、コロナ後のバスツアーの形を考えてみた。暫くお国から補助金が出るそうなので、高級料亭に泊まるツアー等は人数も制限され、密にもなりづらいので、良いのではないかと思う。

最後に恋活バスツアーのサイトで、バスの席をどうするか記載があったので、URLを載せる。

こちらは、密にしなければ恋も生まれないと思うので、旅行会社以上に厳しそうだな・・・と感じた。お客さんが集まらないで倒産にならないように祈ります。


ちなみに・・・コロナ禍って、「コロナか」って読むらしいですよ。私はいままで「ころなうず」って読んでましたよね・・・


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