男性と付き合えば1ヵ月で美容代の元はとれるよね、と言う話

奢り奢られ論争は終わることは無い。
奢られたい女性側の主張として、「女性は美容代がかかる」という話がある。

今回の話は少し長くなる上に、フェミニストからするとストレスが高くなるだけなので、フェミニストに興味がない、若しくは嫌いな人に見て欲しい。

過去にも、セクシー女優の深田えいみがTwitterにおいて「デート代、なんで男が払わなくちゃいけないのって言葉 女性はそのデートの為に準備して洋服、メイク、美容代も入ってると思う 全然安くない。」
と発言した。

性を売りにしている人にとって、投資額と収益は重要な問題だ。一理あると思う。
一般女性であっても、いや男性であっても、投資額とそれに見合う収益があるかどうかは重要な問題である。

昨今の奢り奢られ論争はこの投資額と収益のバランスが崩れたことによるのだと思う。
体感として美意識が上がっている故に、女性の美容に対するコストは上がってると考えている人は多い。

しかし実際は、女性の美に対するコストや収益は横ばいである。
コスメの低価格化や品質の向上、ヘアカットの技術向上、youtubeによる本人の技術の向上によってコストが上がっているように見えるだけだろう。

逆に、男性の美に対するコストや収益は向上している。
時間も金も書けるようになり、美容業界は新たな顧客として男性に狙いを定めていることも多い。

これによって何が起きるかと言うと、「美の価値」の暴落である。
美とは相対的なものだ。男性の美意識が向上したことによって、相対的に「女性の美」の価値は減少した。

また女性規範を求めることに対する反発によっても、「女性であること」の価値は年々落ちている。

もちろん恋愛離れや価値観の多様化によって、必ずしも女性を必要としなくなった男性が増えたことも一因にあるだろう。

しかし美に対する価値の低下や価値観の多様化に関わらず、女性の価値観は前時代的なままである。
女性差別ばかりが注目されるが、男性差別は無視されるか、訴えれば嘲笑される。

ジェンダーフリーもそうだが、「男性は女性にスペースを渡そうね、でも女性は男性を排除します」がいつまでも続いている。

女性が女性であることは男は求めないが、男性が男性があることを女は求め続けている。
価値が暴落しているにもかかわらず、それに気付けていないのだ。

調査によれば、一般女性の1ヵ月の美容代は7000円らしい。
週1デートで2000円分大目に払って貰えれば、十分元がとれる計算だ。

もとい、男性も美容には金をかけているため男性からすると赤字だろう。
男女平等的価値観を持っている男性が増えている中、男女平等的な価値観を持たない女性を「中身がある」とみなす男性は恐らく少ない。

それでも、男性が男性であることを求められる社会規範は変わらない。
同じスペックの男Aと男Bがいれば、奢る方が今の社会では強くプラスに作用する。

「男がおごるべき賛成」割合は男性37.3%、女性22.1%らしいが、問題は「べき論」ではない。
たとえば「男は橋本環奈と結果するべき」というアンケートをとれば、賛成は0%だろう。しかし実際に橋本環奈に求婚されて結婚するのは80%は行くのではないだろうか。

問題はそれが現実、どのように作用するかである。
賛成した男性37.3%の「べき」は、現実を知っている「べき」である。
奢る方がかなり有用に作用するし、22%の女性を取り逃す事も無い。

しかし男女平等的価値観の男性は、こうした行為を屈辱的に感じるのではないだろうか。
自分もそうだ。年上や同い年に奢っていると虚しくなる。
美容にも服にも金を使ってこれ?と。だからセクシー女優の深田えいみの価値観は1ミリは理解できる。

そういう人は、「年下の女性としか付き合わない」ことを勧める。それも若ければ若いほどモヤモヤする気持ちが無くなる。
「女」ではなく「年下」であれば気持ちよく奢れるだろう。それに、男女平等でもある。
20歳ぐらい下であれば、ご飯は全部奢ってもいいかもしれない。それでもというなら、1000円ほど払ってもらればいい。

逆に奢られたい女性は、一回り、二回り上の男性と付き合えば良いのだ。
あなたは女だからでは無く、年下だから奢られただけ。性を提供しなくても、不満を抱かれることもない。




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